時代は平成から令和へ―――
新元号・令和までカウントダウン! 1989年からの平成時代を彩った、珠玉の名機たちが一挙集結する特別企画!
平成元年(1989年)
デジパチ、ハネモノ、一発台が新台・旧台問わずにひしめきあう状況で平成がスタート。「激動の昭和」末期に登場したスーパーコンビやビッグシューターなども現役バリバリだった。
平成2年(1990年)
この年のパチンコは通称「新要件」により「オマケチャッカー」と「一発台」が禁止となり撤去対象へ。一方で大当り1回あたりの出玉上限は1300個→2400個に引き上げられた。また、ドンスペシャルBをはじめとする連チャン機の攻略法が続々発覚し、パチンコ人気も上昇して行く。
平成3年(1991年)
今では当たり前となったカラー液晶搭載機の歴史は、平成3年9月に登場した『麻雀物語』から。
平成4年(1992年)
名機が百花繚乱する黄金時代が到来。ホールの主役に躍り出たのは連チャンデジパチで、強力な攻略法が存在するものも。
平成5年(1993年)
前年から登場した「CR機」だが、各メーカーともそれほど力を入れていなかったせいか、しばらく大ヒット機種は生まれなかった。しかし、この年登場した『CR花満開』が超強力な連チャン性能を引っ提げ登場し大人気に。また、その秋に勃発した「ダービー物語事件(アタッカー上の釘調整によって連チャン率を変えられるシステムが警察の標的に)」により、時代は連チャン機自粛→CR機台頭の流れに。
平成6年(1994年)
1/3確変突入・以後2回ループといういわゆる元祖「フルスペック」で登場し、その人気を決定づけたのが『CR黄門ちゃま2』である。最終的に設定台数46万台を突破し、パチンコ攻略マガジン内企画の第1回キングオブパチンコ大賞にも輝くことになる。
平成7年(1995年)
史上初の「群」かつ激アツ予告「魚群」を初搭載した『ギンパラ』が登場。CR権利モノはもちろん、現金機版の兄弟機も大ヒット!
平成8年(1996年)
総務庁が「パチンコ産業の事業収入は30兆円」と発表したこの年、『CR大工の源さん』が登場し一大ブームを巻き起こす。しかし年度後半には「社会的不適合機」の撤去が決定、内規改正によりCR機に5回リミッターが義務付けられた。
平成9年(1997年)
前年の内規改正により、爆発力が抑えられた5回リミッター付き新基準CR機が続々登場。結局はスペック的に魅力な旧台の再販や中古台が人気となった。
平成10年(1998年)
リミット機が主流で厳しい時代ではあったが、豊丸の機種がヒット作を連発。中でも、モーレツ原始人はこの年を代表するヒット作となった。
平成11年(1999年)
この年に『海物語』が登場し、三洋が絶対王者として君臨することに。また、早くも海フレンズとして登場した『わんパラ』もヒット作となった。
平成12年(2000年)
パチマガではルパン三世の後継機『不二子におまかせ』がキングオブパチンコ大賞に。また、大工の源さんの後継機『寿司屋の大将』なども大ヒット!
平成13年(2001年)
海物語が増台に次ぐ増台をしている中、それに続く大ヒット機種として『天才バカボン』が登場。必殺仕事人は新機能のP-vib(当初は一発告知ではなかった)が画期的だった。
平成14年(2002年)
内規改正により9月以降、大当り後に時短が付けられるように。時短が確変終了後のみだとハーフ、全大当りに付くタイプはフルと呼ばれた。
平成15年(2003年)
7月導入の『ブラボーファイブ』には、タッチセンサーを触ることで演出を飛ばせるスキップ機能を初搭載! 最短1.6秒で1変動を消化できた。
平成16年(2004年)
まず規制改正前には『GO! GO! 郷』が大ヒット。そして規制改正により、大当りの下限が1/500、確変ループ機の確変割合上限が撤廃され、11月には1/400超マシンが登場。『大ヤマト』や『エヴァ』が超人気作となった!
平成17年(2005年)
前年は規制改正で当選確率の下限が1/500(確変上限なし)になり、『大ヤマト2』や『エヴァ』が大ヒット。平成17年も『セブン』で賑わうも、またも規制改正で確率下限が1/400になった。一方のパチスロでは爆裂機規制で4号機が終了。5号機時代の幕が開ける。
平成18年(2006年)
この年は『冬ソナ』が大ヒット。他にもエヴァの『セカンドインパクト』や『華王美空ひばり』も登場。また、この年で中には10年以上設置されていた「みなし遊技機」が完全撤去された。
平成19年(2007年)
この年は他にも『ピンクレディー2』『電撃ネットワーク』、『出川哲郎』『アン・ルイス』『嘉門達夫』『泉谷しげる』『ほしのあき』など、芸能人タイアップ機が続出。
平成20年(2008年)
3作目の北斗、4作目のエヴァ、5作目のルパンといったように、人気機種のシリーズ作が続々登場。また、後にシリーズ化が進む『牙狼』と『戦国乙女』の初代も登場している。
平成21年(2009年)
TVCMによる新台告知が流行。この年登場の『蒼穹のファフナー』は、攻略法により短命ではあったが歴史に残る名機だった。
平成22年(2010年)
MAXタイプが主流。『北斗の拳 剛掌』は天帝編の内容も追加され、この年の代表格に。この頃から「1円パチンコに最新台を導入する」というホールが急増した。
平成23年(2011年)
この他、歌パチとして『PUFFY』や『ピンク・レディー』の台も登場。また、この年は東日本大震災による電力不足を受け、東京電力・東北電力管内のホールを中心に、月2〜3回の輪番休業が実施された。
平成24年(2012年)
京楽の「ぱちログ」やSanseiR&Dの「パチプラス」、平和の「打-Win」などの携帯連動サービスが盛況に。『ぱちんこAKB48』では1時間に1回行われる「重力シンパシー公演」を搭載し、RTCが流行るきっかけとなった。
平成25年(2013年)
前年登場してハネモノ人気を再燃させた『トキオ』のヒットを受け、『マジカペ』『ビッグシューター』『レレレにおまかせ!』などが続々登場。導入台数では『沖海3』が25万台以上、『北斗』『冬ソナ』『牙狼』『ガンダム』『V3』が各10万台以上導入された。
平成26年(2014年)
金狼枠の『牙狼金色』をはじめ、『北斗6』『AKBバラの儀式』『エヴァ9』『大海3』が10万台超導入された他、前年登場した『消されたルパン』が増台を含め合計16万台超導入された。
平成27年(2015年)
「遊技くぎ問題」による遊技機性能調査が行われ、「射幸性の抑制」による規制で確率上限1/320かつ併せて期待獲得出玉もスペック毎に規定されたこの年、最後の1/400タイプが各メーカーから発売。また、この年都内においても交換個数下限がパチンコ28玉・パチスロ5.6枚になる等、脱等価の流れが全国に波及。
平成28年(2016年)
この年、確変率65%以上の台が出せないという規制が入ったが、規制前に検定を通した『真・北斗無双』が超ロングヒット。一方でデジパチ主流の中、『天下一閃』がアナログ機好きたちを釘付けにした。
平成29年(2017年)
「大当り以外でも出玉が取れる」という小当りRUSH機能が登場し、『GANTZ』がヒット作に。また、『シンフォギア』も大人気となり1種2種に新たな可能性を示した。
平成30年(2018年)
直前に旧規制検定&前倒し認定の持ち込みが殺到するなど多少の混乱はあったものの、パチンコの大当り1回の最大出玉を1500個等に設定した改正規制が2月から施行。
平成は幕を下ろし、時代は令和へ!
いよいよ平成も31年の幕を下ろし、新元号・令和を迎えることに。さらなる名機の登場に期待しよう! 今回の企画の完全版は、発売中のパチンコ攻略マガジンに収録されているぞ!