謎解きはLINEの@で
第3話
おきてがみ。
ゆっくりと開くドア。現れたのは助六だった。

「おっ、ジャイさん。」
「なんだ、助ちゃんか。」
「『なんだ』ってなんですか…ところで、どうしたんですか、そんな疲れきった顔して。」
「それがね…」

今晩起こったことを、一つ一つ説明していく。連載ページがなくなってしまったこと、その一連の中で私にクイズを出し続ける誰かがいること、そしてそれが誰なのか全く見当がつかないことを。

「クイズを出す男…まさにナゾの男ですね。」

少々危機感のないコメントだが、いつもの助六といえば助六だ。

「全然笑えないよ…助ちゃん。」
「ごめんごめん。でも、確かに急に自分の連載ページが終わったら切ないですよね。」

首を大きく縦に振る。それはそうだ、誰だって自分の連載が終わるのは寂しい。

(誰だって?)

「一応、聞いておくけど、助ちゃんのページも無くなったとかは言われてない?」
「まさか。今日もページに使うためのアンケートの結果を編集の子に送ったばかりだからね。でも、そんなこと言われると不安になっちゃうなぁ。」
「そうだよね。他の人はそういうことになってないのかな…。」

今起きてることが自分にだけ起きてるのか、それとも他の軍団やライターにも起きているのか。根本的な解決にはならないかもしれないが知っておきたいことではある。

「軍団やライターの人にも連絡してみるか…」

ポケットのスマホを手に取り、LINEを開けようとするとおもむろに助六が立ちあがった。

「あれ、あんなところに変な封筒が貼ってありますよ。」

助六が入り口のドアを指差す。確かに、ドアのガラス部分に不自然な封筒が貼りつけてある。

「僕が入ってきたときには貼ってありませんでしたね。」

すかさず封筒を取りに行く。確かに、これ見よがしに廊下側のガラスの真ん中に茶封筒が貼りつけてある。入室するときに気がつかないわけがない。

封筒には、

『ジャイロキャプテンへ』

と宛名が書かれていた。

「…犯人ですかね。」

犯人を見逃した悔しさもあったが、今はそれを嘆いてもしょうがない。封筒を開けると予想通り、またもやクイズの書かれた紙が入っていた。




「今回も問題の答えは機種名だ。答えは8文字、カタカナで答えるがよい…か。」
「リスクトケイセキ…全然意味が分かんないっすね。」

後ろから助六がのぞき込み、一緒にクイズの答えを考えてくれる。

「『形跡』…何かの跡ってことですかね。他になんか意味とかありましたっけ?」
「何か、そんな名前の石もあった気もするが…」
「それで、リスクって何でしょう?」
「それがわかればクイズじゃないじゃん!」

一緒に考えてくれることはうれしいが、どうやら大きな戦力にはなりそうにもない。

どうやら、一人で悩むしかないようだ。
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