物書大陸
−−今、パチスロライターの先輩として後輩達に何かありますか。
松本:うーん…特に男のライターなんかは、くすぶってるのを周りのせいにしがちなんですけど、その気持ちはすごくよくわかるんですよね。ただ、そこから一歩踏み出せるかどうかが大事なんだよ、境遇のせいにして何で諦めてるの、ってのは言いたいです。自分じゃなかなか気付けないとは思うんで。みんなやろうと思えば出来る子達ですし、みんなにチャンスはあるんだよ、っていう所を感じてほしいんですよ。僕らの時代は映像といえばCS番組しかなかったですし、それこそしのけんさん達はもっと厳しかったはず。
−−そんな姿を後輩達に見せたいと。
松本:もちろん、他のところから湧いてくる有象無象のライバル達は働きアリとしてなんとかぶっ倒して「やっぱり松本バッチ面白いな、スロマガ面白いな」っていうのは守りたいとは思ってます。この前実戦収録で開店前に並んでたら「Youtuberの次に好き」って言われて「今に見てろよ」と。未だに悔しいですね。そんな中で後輩達に何かを残すってわけではないですけど、生き残る術はあるんだよっていう"可能性"を残そうとは思ってます。まあそれを見せようとした相手がまさか嫁になるとは思ってませんでしたが(笑)。あれ、なんか違う間違えた! みたいな。
−−じゃあ嫁さんの話に戻りましょう。休日は何をしてますか。と言うか、そもそも休日あるんですか。
松本:去年はほとんど休みが無かったですね。あんまり言ってないですけど、働きすぎて喉やられて咳しまくって肋骨2回折ってますからね。吸入薬と湿布と痛み止めで収録に挑む、なんてのをやり続けてたんで。最近は結婚したのもあって、意識して休みを作るようにしてます。月に3〜4日くらい。休みの時は一緒にいますよ。家でのんびりしたり、買い物に行ったり、旅行したりもしますけど、なんだかんだでパチスロ打ちに行ってますよ。たぶん二人で打ちに行く頻度は相当高いです。お互いの仕事終わりでも打ちに行ったりするんで。並んで打つんでもしかしたら地元のホールではとっくにバレてたかもしれませんね。
−−何打つんですか。やはりゴッド?
松本:いや、短時間なことも多いんでハナビとかですかね。ほら最近、フェアリンが目押し上手くなったとか言ってたじゃないですか。アレはハナビに目覚めたからですね。
−−言ってましたね(笑)。
松本:だからこれだけパチスロが好きで、楽しく打てる人を引退させるのはもったいないな、と思ったりします。やっぱり「好き」っていうのは武器ですからね。でもまあ、家のこともしたいし子供も欲しい、っていうのもあって辞めます。
−−じゃあパチスロが共通の仕事であり趣味であると。他に趣味はありますか。
松本:以前はフットサルやってましたけど、僕もともと趣味ってのが無いんですよね。部活かパチンコ・パチスロしかやってこなくて、パチンコ・パチスロが仕事になった以上、趣味って聞かれたら「無い」って答えます。強いて言うなら最近はスポーツジムですかね。あとはゲーム。
−−ゲームはあんまりイメージ無いですね。
松本:2人が出演させていただいてる番組から結婚祝いで最新のゲーム機もらいまして。ぷよ○よとかテ○リスとかマ○オカートとか、対戦型のゲームしてます。大体五分なんですけど、パズル系は圧倒的に嫁のほうが強くてボッコボコにされてます。
−−フェアリンのインスタとかTwitterでは大量の手料理の写真がよくアップされてますが、毎回あんなですか。

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松本:彼女のお父さんが足りないより余ることを良しとする人で、自然とそうなったみたいですね。何度か実家にお邪魔しましたけど、実家でもすごい量の料理が出てきます。
−−太りませんか。
松本:一人暮らしの時みたいに、夜遅くにラーメン食べて帰る、みたいな事が無くなったんでむしろ健康的ですね。彼女自身が体型維持に詳しい人なんで、食事のバランスとかもだいぶ計算されてます。
−−家事などは。
松本:そこも彼女がすごくしっかりしていて、料理にしろ何にしろものすごくキッチリやるんです。僕はパラメータを仕事に全振りみたいな感じで、家事力ボロクソなんで、いっつも怒られてますもん。まあ僕は怒られて「はあ?」ってなるタイプじゃないんで「すまない」「ごめんなさい」って謝りながらたまに不思議な気分になります。「僕が昔『仕事がんばれよ』って励ましてた娘に今怒られてるよ」って。「バッチさんありがとうございます、こんな仕事もらえました!」って言ってたのに今は僕にブチ切れとるぞ、って(笑)。でも、間違いなく頼りになりますね。
−−完全に尻にしかれてますね。
松本:そうです。とは言え、我が家では「誰が稼いでると思ってるねん」っていうセリフはどタブーですね。「じゃあ私もやろうか」って言われれば終わりですから。「そうですよね」って(笑)。
−−お酒なんかは。
松本:以前は家で飲まなかったんですけど、飲むようになりましたかね。外食する時は居酒屋が多いですし、家にいろんな種類のお酒が取り揃えられてます。もらったりとか、ふらっと買ってきたりとか。

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最後に、激動を続けるこの業界について聞いてみた。

−−今後6号機の話もありパチスロ業界は大きな変革を迫られると思います。そのあたりはどうお考えですか。
松本:僕の場合は…今やれることを全部やるだけですね。何号機だろうとパチスロは面白い遊びであってほしいし、それに対して正直に接していきたいと思ってます。だから自分が面白いと思えれば続けていくだろうし、そう思えなくなったら離れていくと思います。6号機だって、今どうこう言っても仕方がなくって、実際にホールに入って自分で座ってお金を入れるまで分からないと思ってます。ただ、勝てなくても良いんです。勝ちたい・勝てるかもしれない、と思わせてほしいなと思いますね。

どこまで行っても、パチスロが好き。その初期衝動がある限り、パチスロライター・松本バッチは輝き続ける。様々な出会いを大切にしながら、人とともに歩んでいく。

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