自分の人生で最も夢中になれたこと。それは旅打ちだったのかなと、ゴールした後の今でも思います。当時はそれだけ必死になっていましたし、ゴールの瞬間は感極まって泣いてしまうと思ってました。
でも、当日ゴール地点にいたのは、タイラさんや担当編集さん、初めて会うカメラマンさんなど数人だけ。まあ、確かに編集部から遙か遠く離れた沖縄ですから? それは仕方ないですよね…。まあ、当初イメージしていた「感動的なゴール」ではなかったのはここだけの話です(笑)。
でも、ウルッとした場面がありましてね。それは1年間乗り続けたカブとのお別れの時。
さすがにカブを東京には持って帰れないので、沖縄のバイク屋さんに引き取ってもらったのですが、その時は寂しい気持ちがこみ上げてきたんですよね。乗り物とはいえ、苦楽を共にしてきた仲間みたいもんですから。
なので、共に歩んだ証として、ヘルメットだけは自分が引き取ったんですよね。長旅のせいか多少壊れていますが、今でもバイクに乗る時はそのヘルメットを愛用しています。
しかし、まさか編集部前のバイク屋で購入したヘルメットが、自分の宝物になるなんて思いもしませんでしたよ(笑)。