情報局をご覧のみなさん、おはこんばんちわ。元パチマガ編集部員のサイトスタッフ・ムラムラです。
今回ぼくは、2014年3月18・19日、東京はお台場・ビッグサイトにて開催された「パチンコ・パチスロイノベーションフェア2014」に行ってきました。
多分、一般ユーザーの皆さんには聞きなれないであろうこのイベントは、島設備やデータカウンターなどを中心とする、パチンコ・パチスロの周辺機器が多数展示されている、きわめて専門的(マニアック?)なフェアなのです。
とはいえ、そこはパチンコホールに欠かせない周辺機器の見本市。普段あまり意識していなくても、とてもお世話になっている機器たちが勢ぞろいしていました。
正直、行く前は「これも仕事だし」程度のものだったのですが、行ってみたらビックリ。とても楽しく、興味深く、勉強になることばかりでした。
そんなパチンコホールを支える周辺機器のビッグイベントの模様を、少しでも分かりやすくお伝えできたらと思っております。
※スワイプ操作することでスライドさせることができます。
会場に入って真っ先に目に入ったのが、ニューギンの人気機種「花の慶次」シリーズの特大フィギュア(たぶん、等身大)。
一般に「遊技機メーカー」と思われている会社の多くが周辺機器も製作しており、パチンコだとニューギンやSANKYO、エース電研(aaa)などが、パチスロではユニバーサルや北電子などが出展していました。
島設備やデータカウンターなどは、遊技機メーカー製のものも多数ホールに導入されているんです。
正確にはエース電研やオーイズミは、むしろ周辺機器製作が本業と言えるくらい、島設備やコインサンドなどがホールの見えにくいところで活躍しています。
まさしく、縁の下の力持ち、といったところです。
会場でひときわ異彩を放っていたのが、この球体液晶。
海物語アクアの「アクアビジョン」をとことん大きくしたような宣伝用液晶で、写真で見る以上にハイクオリティな映像を映し出していました。
特に、郊外のホールに設置されていたら、遠くからもよく目立つ=集客力UPに繋がりそうですね。
ちなみに、お値段は1000万円オーバーとのこと。
高性能なものはそれだけ値も張ってしまう、ということですね。
さて、こちらは島設備。
島設備というのは、お金の管理、遊技玉&メダルの運搬・研磨・洗浄、さらにはぼくらが普段ホールで打つ際の快適さにまで影響する、ホールの根幹ともいうべき設備です。
エース電研が出展したこの新しい島設備は、島でありながら一台一台、単体で動かせるというスグレモノ。
そのため、少人数・短時間でのレイアウト変更が可能なのです。
実演した際には、会場でも大きなどよめきを生んでいました。
機種の導入・移動に合わせてレイアウトを変更できれば、設置台数の都合上とはいえ、リングの真後ろから能天気なウリンの歌が流れてきて興ざめ、みたいなムリのある配置を作らなくてよくなるかもしれませんね♪
もう一つ、エース電研が出展していた新システムが、空気の力で紙幣を搬送する「ビュレット」という技術。
ぼくらユーザーの大切なお金を、大切に扱うためのこのシステム。
これまでのように、島の端っこ(要するにホール内)で集金するのではなく、地下を通して安全な場所まで紙幣を搬送するため、強盗などのリスクを大幅に低下させてくれます。
さらに、紙幣づまりのようなトラブルも減るそうですよ。
これでぼくらも安心してお金をジャブジャブとつぎこめ……るわけではありませんが、ホールの金管理が徹底化されるのは、業界健全化のためにも嬉しいことですね。
こちらはデータカウンタ……というか、ジャグラー専用の大当り回数カウンター。
これはユーザーの皆さんも何度となく見たことがあるのではないでしょうか。
パチンコでは京楽も一時期、こういう特殊カウンターを作っていましたね。
自社機械の魅力を最大限に発揮するための周辺機器。
こういうのもホールの活気に一役買っているはずです。
皆さんのパチンコ・パチスロライフにも大きな影響を与える、景品交換システムも出展されていました。
こちらはタッチパネルで好きな景品を選べるのはもちろん、新しい景品の導入日が先に分かったり、外出先からスマホなどで景品状況をチェックできたりと、様々な活用方法があるそうです。
昭和のパチンコは、数百円を元手に遊んでタバコや缶詰などと交換する、という形だったらしいじゃないですか。
射幸性が高くなった今ではそういう光景が減りましたが、甘デジ×1ぱちならそういう遊び方も充分再現可能。
家族が喜んでくれるパチンコライフを、こういう最新機器が取り戻してくれるなら嬉しいですね。
お次に登場するのは、カラオケCLUBとブックオフ。
なんで? って疑問が浮かぶかと思いますが、これらも立派なパチンコの周辺産業だったりするのです。
カラオケ屋さんは、ホールが入っているビルの有効活用として、かなり利用されています。
ほら、よくあるでしょ?
パチンコ打つ→連チャン止まらない→閉店まで打ってしまい終電なくなる→カラオケのフリータイムで寝る、みたいなパターン。
まあ、ぼくの場合は投資止まらず→ヤケ酒で終電逃す、ですけどね。
ビルのテナント選択も、ホール運営のカギということですね。
ブックオフは、ぼくも初めて知ったのですが、法人向けにコミックのレンタルサービスを行っているようです。
休憩室のマンガがやたら充実しているホール、あれはこういうところからレンタルしてたんですね。
もらったパンフレットを見ると、月1万円程度である程度の冊数を借りられるとのことで、ホールからすれば休憩室充実=顧客滞在時間の延長=潜在的ユーザーの囲い込み、というメリットあるのではないでしょうか。
このへんはすべて勝手なぼくの想像ですけどね。
フェアということで、キャンギャルさんも多く来場していました。
こちらの女性は、パチンコホールを検索する無料アプリをPRしていました。
やっぱりね、女の子はいいですよね。華があって。
このフェア自体、多くの関係者(たぶん8割がホール関係)が来場していたのですが、女の子のいるところには人が集まってましたもん。
仕事のための重要な視察とはいえ、息抜きは必要ですよ。うん。
また、会場内を歩いていたら、つのっちとキャンギャルさんが一緒に歩いていました。
いやー、つのっちってかわいいですね。
同行したパチマガ編集長とも話していたのですが、つのっちってゆるキャラとして売り出せば結構人気になるんじゃないですかね?
北電子さん、どーですか?
最後に、エース電研ブースで発見したゆるキャラ(?)を紹介。
えーと、これ、ゆるキャラって言っていいんですかね?
今、全国的に流行りじゃないですか。ふなっしーとかくまモンとかさのまるとかさ。
そこに混ぜていいんですかね???
とにかく、紹介します。
名前は「ビー助(びーすけ)」で、先ほどお伝えした紙幣搬送システム「ビュレット」の妖精、だそうです。
ちなみに、説明会の最中、ずーっとエグザイル的な回転をしていたりと、とても妖精要素は感じられなかったことを報告しておきます。
さて、今回のイベントレポートはこんな感じでお開き。
このイベントは基本的に関係者しか来場できませんでしたが、4月26日に行われる「パチンコ&パチスロフェスタ2014」は、ユーザーの皆さんも来場可能です。
こちらは遊びやすい遊技機のほか、懐かしの遊技機やじゃん球も展示予定だとか。
入場無料で、しかも事前申し込みも不要とのことなので、秋葉原にふらっと遊びに来て、ふらっと楽しんでください。
今回、イベントに行って思ったこと。
それは、もっとぼくらはパチンコ・パチスロのことを勉強しないとね、ということでした。
業界全体の地盤沈下が叫ばれる昨今、不勉強なまま文句だけ言ってるのって、カッコ悪くないですか?
こういうイベントにも出来るだけ足を運んで、感じたことをダイレクトに皆さんにお伝えして、読んでくれた方々と一緒に少しずつでも学んでいけたらな、と思いました。
というわけで、時間が許す限り、発表会レポートだけでなく、こういった業界イベントの模様もお伝えしていきますので、今後とも情報局ページをよろしくお願いします!
(写真はニューギンブースの抽選で引いた当たりくじ。慶次グッズをたくさんもらっちゃいました☆)