3月2日、開店1時間30分前に平田がホールへ到着するも、そこには既に長蛇の列。この日はこの春最も注目されている新台『エヴァ4』の導入2日目であり、かつそのエヴァシリーズ(「3」と「4」)がイベント対象機種とのことで、これくらいの並びも予想の範疇、といった感じ。
ただしこのホールの入場は抽選なので、当然エヴァシリーズに辿り着ける可能性はまだ残されている。そして開店1時間前に抽選が始まり、平田が引いた番号は26番。エヴァシリーズの総台数が22台とのことで、前の客が全員エヴァを選択するとあぶれるのだが…。
開店時間を迎え、平田より前の客が向かった先は案の定エヴァのシマ。「4」のシマは即座に埋まったものの、「3」は若干の空き台があり、何とか台確保に成功する。この展開はラッキーと言った所だろう。しかしいざ打ち始めると、投資1万2千円で青7BIGが成立するものの、そこまでの387Gで成立したベルの回数は33回と、設定1を大幅に下回る数値。「設定1でしょ」と判断しヤメ。結局この台での収支は435枚獲得でマイナス3500円となった。
その後彼が向かった先は「設定6投入」が公言されている『パチスロバイオハザード』のシマ。前日から目を付けていた台が空いていたとのことで、この台での勝負を決行する。今回の課題に関しては投資の上限を設けていないため、多少荒めのART機を攻めるのも悪くはないが、この選択が吉と出るか凶と出るか。
投資8千円からBIGを引き当て、その後すぐ引いたBIGにBHが絡む絶好の展開。BH中のハズレ率が設定推測の大きな指針となるだけに、早い段階でサンプルを集められるのは願ったり叶ったりだろう。そのBH中にハズレを数回引き、勝負体制は万全…となるハズだったのだが、以降ボーナスの連打でコインは増えるものの、肝心のBHが引けず。さらにようやく引いたBHで今度はハズレが引けず、ハズレ確率は急降下。結果「高設定ではない」という判断をし、席を立つことに。高設定に座れてないのにプラス収支で終わったのが不幸中の幸いと言ったところだ。
実戦データ
【池袋T店:等価】
※BH…バイオハザード
※WM…ウェスカーモード
239 BIG 8000円
136 BIG
┌ (32) WM
│ (84) BH
└(150) BH
316 BIG
86 REG
6 BIG
88 BIG
26 REG
38 REG
286 REG
11 BIG
113 REG
(37) WM
221 REG
162 BIG
(0) BH
┌ 108 REG
│ (0) BH
└ (74) BH
207 BIG
135 ヤメ
総ゲーム数
…2178G
BIG出現率
…1/272.25(8回)
REG出現率
…1/311.14(7回)
BH出現率
…1/435.60(5回)
BH中のハズレ確率…4/250
投資金額
… 8000円
獲得枚数
… 1518枚
換金額
… 30000円
収支
…+22000円
担当の評価
「高設定狙い」→「コケたらハイエナへ」というのは王道の立ち回りであり、そのことに対して不満はない。実際旅打ちに出たら、そういった立ち回りがメインになることは容易に想像できる。しかし、それを突き詰めると「結局は朝イチの抽選次第」ということで、運勝負の様相が強くなってしまうのも事実。最初の研修でしのけん氏からも言われた通り、「朝イチから高設定にありつける工夫」というのをもう少し考えて欲しい、というのが率直な感想。あと、本番ではよっぽどのことがない限り、「バイオ」に手を出すなよ。
平田のレポート
勝因は「バイオで都合良く見切れた」という部分に尽きますね。展開に恵まれたのもラッキーでした。でも、それじゃダメなんですよね。あと、担当さんから「なんでバイオ?」と聞かれたんですが、ハイエナが使えそうなホールを見つけてたんですよ。だから「負けてもそこでリカバーすれば」と思って手を出したんです。でも、「エヴァ4」導入の影響からか、客が増えてあんまり使えなくなってました…。大誤算です。