消費税8%が導入されたのは一年ほど前。それに伴って、パチンコの貸玉料金も外税(1個4円以上で貸し出されるタイプ)にするホールさんが出始めましたけど、お客さんの受けが良くないのか、あまり定着してないですね。
消費税が10%になるタイミングでシステムを新装するところが多いのか何なのか。既存のホールさんはシステムの入れ替えも大規模なものになってしまうと思うんですけど、グランドオープンするお店は初めから外税式で貸玉料金を設定できるシステムを導入できるので、後に消費税率が10%へと引き上げられた時を見越して外税タイプのシステムを導入されることも多いと思われます。
先月グランドオープンした某ホールさんは、貸玉料金4.16円の玉減算式(500円の1プッシュで120個の貸し出し)で、営業を開始しました。10日間ほどグランドオープンスケジュールで集客した後、GWを挟んで新台入替などの集客をひと通りこなし、客付きも落ち着いた頃に……なんと再びリニューアルオープン。何のリニューアルかというと、外税タイプ(このホールでは4.16円)から内税タイプ(お馴染み貸玉4円)への変更リニューアルだったのです。
外税タイプの玉減算もできるシステムを導入しながら、何故4円にリニューアルしたのか。集客の高いグランドオープンからしばらくは外税式で売り上げを伸ばして、一ヶ月もしないうちにユーザーに馴染みの深い内税タイプへと切り替えてゆっくり顧客を獲得しようという作戦でしょうか。店長の思惑は知り得ませんが、そんなことより大事なのは「こちらの財布にどんな影響があるのか」ってところ。
外税タイプでも内税タイプでも等価であれば一緒というわけではなく、同じポテンシャルの台であれば、外税タイプのほうが期待値は上(プラスの時は)になりますね。これは打ち手にとってお得なポイントです。しかし、ホールに利益が出るような台であれば、お金の吸い込みも早いので要注意。最悪のケースは4.16円で貯玉したものが、4円リニューアルで貯玉数×4円計算になってしまったとき。交換率でギャップが出てしまうので打ち手にとっては、けっこうな損害になってしまいます。
あ、私は前回の徒然草でお話した通り、カードの中身を清算しておいたのでセーフでした(ホッ)! 今後も税率が上がる際は何かと対応しなければいけないと思いますので、貸玉マジックに巻き込まれた場合には、憂き目に合わぬように、むしろお得に利用するくらいの気持ちで立ち回りたいですね!
(シルヴィー)
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