徒然草
三宅ナビ
「半信半疑でハイテンション」
先日のオノル先生の徒然草でハナビの荒さについて、「中身は沖ドキなんじゃないかと思い込む説」を使い、楽しむための1つの方法としてオカルトもありかもね、といった内容のことを書かれておられました。

ノーマルタイプの「ハナビ」でも、突如のクレジット内連チャンや理不尽な大ハマリに出くわした人は多いはず。ズブズブに沈んでいた台がものの一瞬で2箱くらい積み上げた、とか。1000Gハマったのに、ボーナス確率がまだ設定6の近似値、とか。そこまでハナビを打ち込めてない僕でさえも、そういった恐ろしくも香ばしい挙動を目に耳にすることは多いのです。となると、打ち込んでいる人からするとそんな連チャンやハマリは、もはや“常識"なんじゃないだろうかと考えていました。

そんな僕の前にとってもジューシーな台が現れたのです。その名は『ハイディングドラゴンB』。ノーマルタイプのパチスロです。

この台のどこがジューシーなのか。それは2013年に登場した『ハイディングドラゴン』の後継機です。という一言で、わかる人にはわかるかもしれません。当時からネット上でプチ話題となり、今作『B』発表時にも、一部の好事家達がこぞって腕まくりをし始めました。かくいう僕も、前作のハイディングドラゴンは電車で2時間くらいかけ、関東唯一の設置店に足を伸ばしたものです。

設置店に張ってあったポスターには「『連続ボーナスウェーブ』は開発者にも予測不可能!! 期待していないプレイヤーを裏切る超硬派Aタイプ(原文ママ)」といった文面が踊り、2000G回してBIG2回REG11回という結果に心が踊ったのは今でも覚えております。

ホールの雰囲気を始めとし、何から何まで『思えなくもない』という魅力。『半信半疑』こそが、この機種の面白さを最大限に引き出す接し方だと思ったのでした。ちなみに当時のホームページには、ポスター以上に攻撃的で危なっかしい単語が並ぶリンクが存在していたのですが、僕が実戦した当日にそのリンクのみ無くなっていたのでした。スクリーンショットを撮っていなかったことを、今も大きく後悔しています。

そして、今作。『B』ですよ。ホームページに記載されていた、「迷走するスロット業界にアンチテーゼを問うべく設計開発した、ハイテンションAタイプスロットです。」の文面は今回もケレン味たっぷり。なんだったら前作ん時も業界にアンチテーゼを問うていたような気がしますが、問い足りなかったんでしょう。問うべき。アンチテーゼは、問うべき。

前作と今作を比較すると、絵柄は変わっているもののリール配列は同様。筐体はエマ筐体からJPS筐体へ変更されました。テラシグマのに似てるヤツ。前作にあったリール右のドットは無くなり、ランプへと変更されました。そして謎の「32G BONUS」の文面。

2015年春、今のパチスロ業界において『32G』というキーワードで連想される機種といえば、…そう、沖ドキですね。擬似ボーナスだから可能な32G以内の連チャンで、中毒者を生みまくっている名機です。

もう一度確認しますが、ハイディングドラゴンBはノーマルタイプです。…いや、ハイテンションAタイプ(ホームページ曰く)でしたね。ART機でもAT機でもない機種が指す「32G BONUS」は一体なんのことなのだろうか? ま、まさか中身が…??

謎が謎を呼びまくるその香ばしさ。それに誘われ、先日電車で2時間かけて『B』を打ちに行って参りました。詳細なデータなどはスロマガ本誌の企画で使用するため、詳細は伏せさせていただきますが、一言だけ。

『思えなくもない!』

楽しむための方法として『半信半疑』を中心に置いてみる。僕は大いにアリだと思ってます。

(三宅ナビ)

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