一年の終わりともなると、ことあるごとに「今年はどんな年でしたかー!」みたいな、ちょっとした猪木みたいなノリで聞かれるわけですが、僕の答えは至って簡単で、とにもかくにも「ハーデス馬鹿野郎この野郎」な年でした。

春先に、日本一のジェットコースターも真っ青な角度で急降下した僕の年間収支。そのメインエンジンこそが、アナザーゴッドハーデスです。それからというもの、僕のパチスロという食卓に「シビア」というチョウザメの卵のような高級食材を並べざるを得ず、なんでもむしり取って食っていた頃とは一変、多少フォークとナイフを持って向き合ってきたわけです。

そんな一年間、僕が取り続けてきたメモがございます。それは「ハーデスでGODを引いた際の演出メモ」。今日はそちらをご覧になっていただきたい。最初の1発目を引き当てるのに2万ゲーム近くを要し、それからロケ中だろうが何だろうが、欠かさずに取り続けてきた31発のGOD演出の軌跡を。

【バッチのGOD演出履歴】
01:フリーズ
02:フリーズ(GG中)
03:ロック1段階→ハーデスの槍→7揃い(GG中)
04:全回転フリーズ
05:炎→7揃い(GG中)
06:冥界の扉→7揃い
07:全回転フリーズ
08:チャンスボタン→降臨→7揃い
09:ハーデスの槍→7揃い
10:チャンスボタン→フリーズ
11:ハーデスの槍→7揃い(GG中)
12:チャンスボタン→フリーズ
13:全回転フリーズ
14:ロック1段階→冥界の扉→7揃い(GG中)
15:全回転フリーズ
16:フリーズ
17:チャンスボタン→フリーズ
18:ロック2段階→?ナビ(GG中)
19:遅れ(GG中)
20:冥界の扉→7揃い(GG中)
21:全回転フリーズ
22:フリーズ(GG中)
23:筐体振動→7揃い
24:フリーズ(GG中)
25:ロック2段階→冥界の扉→7揃い(GG中)
26:ハーデスの槍→7揃い
27:チャンスボタン→フリーズ
28:ロック4段階(GG中)
29:チャンスボタン→冥界の扉→7揃い(GG中)
30:遅れ(GG中)
31:フリーズ

いやぁ、感慨深い。勝手に賞を与えたい。

■最も感動したで賞:ロック4段階
すごい。もう、あの間が凄い。世の中の時間という概念から切り離される、ロック中のあの「空間」。そこの一番奥に辿りついた感動を、私は今でも忘れません。

■癖になるで賞:チャンスボタン→フリーズ
演出選択率はそこまで高くないのに、一度引いてしまって以来、チャンスボタンの見え方が変わりました。それ以降もボチボチ引けたもんだから、あのブーという音を聞くたびに、ちょっと嬉しくなります。よっ、パブロフの犬。

■ナンバー1で賞:フリーズ
なんだかんだでアナタです。指に、拳に、引っかかった感覚。その瞬間、僕がフラグに触れた感覚。わかりますか? わかる人とは良い酒が飲めそうです。

いやぁ、全っ然引けねぇあの野郎と、口を開けば言ってきた日々を経て、揃えに揃えてまいりましたね。稼働ゲーム数から算出した結果、僕のGOD出現率はおおよそ1/9350ほど……。

(お? 4、5発足りねぇんだが?)

……とは言えね、一時期マイナス90万を超えたハーデス収支も、今となってはマイナス13万ほどまで……。

あ?

足 り て ね ぇ ん だ が 。

てめぇちくしょう、稼働ゲーム数の分母が増えて、だんだん誤差範囲になってきてるように一瞬見えたけど、あっぶねぇ! ほっこりしてる場合じゃねぇ。ちょうど足りねぇGODの数分ぐらい負けてんじゃねぇか! それもプラマイゼロだとしてな。僕の打ってきた台の期待収支が、プラマイゼロだと仮定した上での話な!

えー、皆様。もう2014年は終わっちまいますが、本当はここで「色々あったけれども、なんだかんだで楽しかったよ(ほっこり)」となるはずでしたが、残念ながら今の時点では、掴んだハーデスの胸ぐらを離すわけにはいきません。せっかくボチボチ治りかけた全身粉砕骨折クラス大怪我。そのリスクを嬉々と背負い、僕は引き続きハーデスに殴りかかっていこうと思います。

僕が一年かけてハーデスと仲良く喧嘩した、(近い未来に)ほっこりする(予定の)話をもちまして、本年の締め括りとさせていただきます。また来年も、僕のGOD出現率の分母数字が8192を下回るまで、お見守りいただければ幸いでございます。よいお年を。

(松本バッチ)