|
9月3日
等価交換廃止の動き |
抜糸したサイコロ店長です。抜糸の時は麻酔がない分、かなり強烈な痛みが走る!!と周囲から煽られていた。その割には、スルって抜けたから助かったわ。本当は最初から、全然ビビッてなかったもんね…。
ここにきて、東京都でも遂に交換率に変更の動きが出た。既にネットでも一部盛り上がっている模様なので、小耳に挟んだ方もいると思う。ザックリ説明すると、等価交換が廃止の流れにある。
どうやら今年の11月がターニングポイントとなるらしい。もちろん背後には警察が絡んでいる。未確定ではあるが、5.2枚とか5.5枚とか5.6枚とか具体的な数字も出てきた。
しかもこの動きは東京都だけでは収まりそうもない。関東近辺にも飛び火しそうな勢いだ。公式な通達が出ている県(地域)もあり、ぶっちゃけ本腰らしい。
ホールの本音はこうだ。
等価交換廃止、大賛成。
では何故、今まで等価交換が主流だったのか。意外と単純で、競合店が等価交換だから。交換率に差が出ることで、ユーザーが離れてしまう事を恐れていたのだ。だって打ち手としたら、交換率が高い方がいいでしょ。
よく言うセリフだが、同じ設定@なら等価交換の方がいい。極論言っちゃえばコレ。
交換率を下げ、いくら設定を入れる余地があろうと、ユーザーは疑心暗鬼から入る。それならリスク回避で等価交換ホールを選ぶ。負けたとしても被害が小さくなるでしょ、普通は。
ひと昔前の様に、確定札の数が増えるのならば低交換率でも食いつく可能性はある。しかし、現状はそんな荒技は不可能。ホールを信じるしかない…という不確定要素の塊だ。こんな感じでは、足が遠のくのも時間の問題だよね。
という訳で、現状は「やむを得ず」等価交換営業を行っているホールが大半だ。だがしかし、競合店舗を含めた都内全体、もっと言えば関東全体が等価廃止の動きとなれば、話は別。上に記載した問題が、一気に解決するのだ。
利益的な部分も大きい。等価交換の場合、単純に損得分岐点は10割。これが5.5枚交換になれば11割に跳ね上がる。ピンとこない方も多いので、具体的な数字で説明しよう。文字数稼ぎぢゃないよ。
都内250台設置、単価3円、稼動10,000枚のホールの場合。
1日の台売上は単純に30,000円。250台だから全体売上は7,500,000円だ。当然ながら等価交換時の損得分岐(10割)は景品金額も7,500,000円。当然だ。
しかし、これを11割=5.5枚交換に当てはめると、その差は歴然となる。
計算は割愛して、損得分岐は8,250,000円ね。その差額、実に750,000円。莫大な金額であ〜る。
11割営業の場合、実際には設定を使うとしても、いざ本気で回収しようとすれば豪快に抜けてしまうのだ。おわかりいただけたであろうか。
こうなると、もっとも被害をこうむる可能性があるのはユーザーだ。ただし、これは悪い角度で考えた場合の例。
交換率が下がるのをきっかけに、設定を豪快に入れてくるホールは必ず存在する。上記の例ならば、通常よりも750,000円分の景品金額=出玉を有効に使う事が可能なのだ。こうなると、重要なのはホール選びのみ。
粗利が抜けやすい!!と、喜んでいるホールは淘汰され、状況に見合った調整を施すホールは注目される。
短い営業日数で見極める事は極めて困難だが、よ〜く観察していれば、自ずとわかってくる。ユーザーも、それ程バカではない。