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ISSUE.428『11月から通常時フラグ』

新機種で言えば大注目機の牙狼13。大当たり後、LT抜け後、そしてもちろん全てのリセット後の40回転は199分の1となる。通常時の確率はもっと低いためホールが毎日リセットをするとしたら、朝一40回転のモーニングゾーンということになるが、これが可能なのは通常時フラグを搭載しているからだ。


ぱちんこメーカー組合の日工組の会議室で9月8日にプレス向けのカンファレンスが開催された。ここでは3つのことが明らかになったが、そのうちの一つが11月以降に登場することになる通常時フラグの解説である。


通常時フラグというのは、わかりやすく言えばモードと考えればいい。一般遊技中に通常時フラグを最大で10個用意することができる。この通常時フラグごとにC時短図柄のON・OFFを任意で設計可能となるため、通常時フラグの種類で実質大当たり確率が高いものや低いものを用意することが可能だ。


通常時フラグの移行契機は「大当たりや時短終了時」「規定ゲーム数」「特定の出目表示、連続など」「リセット時」などがある。ぱちんこにおいては「大当たりorC時短図柄揃い」しか内部状態が変わることができなかったが、通常時フラグを搭載すればリセットモーニングはもちろん、ゲーム数管理、激熱演出外れ時などでモードが変わるような設計が可能だ。このため「AT機のような設計が可能」という説明がわかりやすい。


私の中ではむしろ「社会的不適合機のような設計が可能」という理解なのだが、社会的不適合機とされた機種の自主撤去は1996年から1997年にかけて実施されている。つまり今から30年ほど前の人気機種のような設計が可能と言ったところで50代以上の者でないとピンと来ないだろうから、私もAT機のような設計が可能と説明することが多い。そんな説明よりも「エキサイトやダイナマイト、綱取物語のようなものが可能」と言った方がわかりやすいという人も読者にはいるかもしれないが、実際にはそっちの方がニュアンスは正しいと思う。


AT機というのは内部状態をモードで管理する設計が主流だ。レア役やゲーム数が契機となってモード移行したり直当たりしたりする。再遊技を除けばレア役の内部確率は変わらないが、AT抽せん確率はころころ変わる。このため、本来の各役の確率設計は再遊技以外は同じであるが、AT機としての大当り確率はモードごとに違う。内部のフラグは完全確率設計であるが、遊技客にとっては完全確率から逸脱しており、それが面白さの一つとなっている。


通常時フラグの場合はC時短のON・OFFが通常時フラグごとに異なっているため、本当に確率が変わっていく。AT機のような設計が可能という説明はわかりやすいが、内部的にはAT機とやっていることは全然違う。だから、本質的には社会的不適合機のような設計と言った方が正しい気もする。



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