今年になって自分は2回「閉店取り切れず」をしている。
1回は「L 東京喰種」で取り切れず。
21時過ぎのAT後に悩んだ末に続行。確定こそ出ていないものの展開が良く十分に設定56はあると思える中、21時を過ぎてもう1回早い段階で当てられると踏んだからだ。
結果としては早めに当たりを射止めてそのATが3000枚近くまで伸びて取り切れず。
2回目は「スマスロ デビル メイ クライ 5 スタイリッシュトライブ」。
設定5以上は確定しているものの一進一退の攻防が続く。
そんな中、21時くらいに天井駆け抜け。これを天国まで回してヤメようと打ち続けると見事天国でSTに当選。そこから伸ばして21時50分に上位に到達し、そのまま取り切れず。
この2回では21時過ぎに続行かヤメかのタイミングがあったものの、無事に当てることに成功。
取り切れない展開になったことで合わせて9000枚近い出玉を獲得していて、共に続行して良かったという結果になっている。いや、まぁそんだけお金増えているんだから当然という話もあるが……。
ほかにもスマスロで思い返してみると、北斗などの人気機種でも数回は「閉店取り切れず」を経験している。
昔から取り切れないことを忌避する打ち手も少なくないが、自分は取り切れない大歓迎だ。閉店までATが続くという事実はどんなヤメ時よりもベストだと思っている。
もちろん取り切れないは悪でもなんでもない。取り切れる取り切れないに関わらず、出玉が多い方が嬉しいのは当然の話。
でも、なぜか世間では「閉店取り切れないとかありえない。欠損だぁー」みたいな話がそこら中にあふれている。
目にすることのできなかった未来に思いを馳せてそういう思考になってしまうのもわからなくはない。しかし、本当にそれが嫌なら30分前に取り切った方が良かったのか?
答えは否だろう。30分あれば350G以上回せる。純増3枚であれば1000枚がプラスされて閉店というワケだ。
取り切れないが嫌ならその1000枚はいらなかったってコト?
閉店まで続いて1000枚多いことが欠損ってコト?
早めに終わった方が余剰だったってコト?
そんなおかしな話ないだろう。取り切れないは展開的にピークヤメになることが多い。限られた時間でポテンシャルを発揮して得られた最大限の結果が閉店取り切れずとなる。
すなわち閉店1時間前にAT中であれば取り切れない展開を願い。取り切れなかった時は最高の結果を得られたとして喜ぶのが正しい感情だと思う。
打ち始めた時点で期待値は一定、余剰も欠損もなく期待値とは別に、ただ結果だけが残る。
なにより過去の確率は未来の確率には影響しない。収束はそれぞれが影響し合って起こるのではなく、毎回の試行が積み重なった結果として起こるのだ。
昨日取り切れたからといって今日のATが続きやすいワケでもなければ、今日取り切れないからといって明日のATが伸びないワケではない。
もちろん、全てを取り切りって終わりたいという気持ちもわかる。ただ、現実として取り切れないときの方が出玉は残る。とにかく出玉のピークでホールを後にするのが一番の選択なのだ。
しかし、だからといって闇雲に閉店近くまで打った方がいいのかと聞かれると当然答えはノーとなる。