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パチマガスロマガ
永浪のパチプロ最終出口

43番出口:達人の先へ

今出来ることをやるしかない
パチンコで喰うという事だけを考えるならば、暇を持て余していてすべての時間をパチンコに優先させられるという状態が望ましいのは、声を大にして言うようなことでは無いが事実だ。

上手い下手の差は稼働時間である程度は潰せる。等価交換以外で稼働時間を長く取れるのならば、持ち玉比率が上がるという話は言わずもがな。ツモった台をキッチリと打ち切れるかどうかも長い目で見たらそれなりに大きい。キッチリと打ち切るというのはその日の閉店までとその台がダメになるまでの2パターンがあるが、どちらも暇があればこそだ。

なので僕のようにパチンコで喰っている人間は暇人と言われても仕方がない。その状態をキープすることが喰いやすさの土台を作るのだ。仕事ではないのにまるで仕事のようにパチンコを打つということの中身とはそういうものだ。

しかし歳を取ると色々な「用事」が増えてくる。僕も今年に入ってからは、以前ほどすべての時間をパチンコに費やすことが難しくなってきた。

自分の都合で時間をパチンコ以外にも割り振って塩梅を見てサボるのは、ある程度勝てていて余裕があり初めて出来ることだと思う。もちろんパチンコはかなりの部分が状況に依る。しかし体力があり気力が研ぎ澄まされていて運も味方してくれたら、稼働をコントロール下に置いておけるような感覚を味わうことも出来る。

というかそういう時期が、現状では難しいのかもしれないがそれなりに打ってきたピンのパチンコ打ちなら誰しもがあったと思う。しかしすべての歯車が噛み合う状態など長く続くものではない。

すこしずつ余分なモノを捨てて、稼働の芯をミニマムかつ強靭に練り上げていく。それは絶好調の時代には及ばないのかもしれない。しかし絶対に必要なファクターのみで作り上げる稼働というのもまるで達人の様で素晴らしい。

選び抜いた数少ない情報だけで稼働時間を作り上げていく。こうなると奇を衒った方向へはあまり行かない。基本を忠実に、精度を上げていくことへの細心の注意を払って丁寧に打てるようにならなければこうは出来ない。

そしてその後に待っているのは「味」だけになるのではないか。もはやその「味」は濃くはないだろう。下手をしたら薄過ぎる稼働になって、単なるパチンコ好きと変わらなくなるかもしれない。もちろんそれが悪い訳ではない。ただそんな自分の状況は知っておいた方が良い。

そして現状の僕は今この辺りまで来ているのだと、なんとなくで自覚はしている。まだ出来る気持ちもあるし、状況が上向けば変わるんだと思う気持ちもあるし、まるで青野春秋の「俺はまだ本気出してないだけ」のタイトルそのままで答えてしまいそうにもなるが、それでもやはり少なくとも絶好調の時代は確実に終わった。

もちろん単なるパチンコ稼働なのだから、収支がすべてと言われれば返す言葉はない。しかしこれは実行している人間の体感の話だ。パチンコは暇と戯れる遊技だ。自己満足の世界はパチンコで喰っている人間にも同じくあるのだ。



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