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パチマガスロマガ
永浪のパチプロ最終出口

40番出口:データと経験則

野球は数値化しやすいスポーツ
子供の頃はサッカーが好きだったので野球は馴染みのないスポーツだった。中学を卒業する頃までセ・リーグとパ・リーグの2リーグ制という仕組みがわからなかったし、高校を卒業する頃まで12球団の半分くらいしか知らなかった。要するに興味が無かったのだ。

しかし、パチンコ生活を始めた頃から読み始めたスポーツ新聞がきっかけで野球が好きになった。データ化されていて比較しやすいというのが良かったのだと思う。テレビでプロ野球を観ることも抵抗無くすんなりと受け入れていった。

コロナ禍になってプロ野球の開幕が遅れ、内容が薄くなった時期までの四半世紀、スポーツ新聞を読む習慣は続いた。もちろん記事も読んでいたが、結局は打撃や投球などのランキングが好きだったのだろう。データからすべてを読み取れる気になれるから好きだったのだと思う。

しかしそんな初期の頃の熱は年々と冷めていった気がする。テレビや球場で観戦したり、大人になってからは数年間だが草野球もダラダラと経験した。そこですこし分かったことがある。それは「データだけでは分からないことがある」という、ごく当たり前の事実だった。

もう少し突っ込んで言えば、野球はデータ化しやすいスポーツではある。だからと言ってデータだけですべてを把握するのは、究極で言えば目指すべき理想なのかもしれないが、ほとんど不可能だろうということだ。そしてこれは、パチンコにも同じことが言えるのだと思う。

パチンコ生活を始めた頃から、スポーツ新聞を読む習慣が出来た。それ自体はたまたまの偶然かも知れない。しかし、のめり込んでデータを見ていたのはその時の僕が求めていたが故の必然だったのだと思う。

僕がパチンコを始めた当時、データ化された情報は、一般的にはまだとても少なかった。ホール検索で皆がお世話になっているP-WORLDだって、出来てからまだ30年も経っていない。今なら当たり前になった回転率と出玉と時間辺りの回せる回転数から平均時間差玉を求める計算式も、当時は回転率以外、もっとフワッとした情報しかなかった。なのでそのデータ分析も、もっとフワッとしたものにしかなっていなかった。

そんな時期にパチンコ生活を始めた僕が野球の細かいデータ分けに興味を持ったのは必然だったと思う。あの当時はパチンコにはデータが足りな過ぎたのだ。一般的に広まっていたデータ分析もザル過ぎだった。

しかしその反面、色々とデータを取り始めるとデータのみで実態を立体的に捉えることの難しさもわかってくる。すこしでもバイアスが掛かれば片手落ちや拡大解釈をしてしまう。結局現実的には、データ分析と経験則との塩梅という落とし所を自分なりに作っていくしかない。

もちろんデータも進化している。また野球で例えるのなら、野球を数字で分析する考え方であるセイバーメトリクスが進化して、スタットキャストという実測値を求め始めた。バレルゾーンやスピンレートなどの指標はそのような要求から生まれたものだ。そんなものは僕が野球を観始めた頃はもちろんまだ無かった。

パチンコでも、昔では考えられないくらい細分化してデータを取っている人もいる。知り合いのメシのタネだったりするので書けないことも多いが、小ネタなどはそういう地道な分析から導き出されたりもするものもある。

そうでなくても今ならサイトセブン等のホールデータサービスを始め、他の色々なデータをエクセルなどに取り込んで、差玉やベースのヒートマップみたいなものを作っている人もいる。サイトセブン内だけでも差玉を設定すれば、その設定値以上出ている台をピックアップしてくれる仕組みがもうだいぶ前からあったはずだ。ベースでもあるのかもしれないが、僕はほぼ使っていないのでわからない。

しかし今は、そのような工夫に繋がる努力を僕はほぼしていない。機種が無いということもあるが、もうしばらくの間はこの経験則だけでなんとか凌いでいきたいという怠け心が強い。そんなスタンスでいたら流れに付いていけなくなってしまう可能性もあるが、そうなったらそうなったで仕方がないという気持ちもまたある。


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