最終手段のハネモノジグマ
ハネモノの平打ちが稼働のメインになってから、気付けばもう2年を越えている。この稼働スタイルは最初から、言わば消去法的選択だった。あくまで繋ぎのつもりだったのだが、まさかここまで続いてしまうとは想像していなかった。
パッと思いつく限りでは、大海3や拳王6などを打っていた10年くらい前まではデジパチ稼働がメインだったはずだ。しかしその後に出て来た天下一閃などの一発系に魅了されてからは、あまりデジパチを打たなくなっていった。
魅了された理由に台の面白さはもちろんあったのだが、やはり高期待値が期待出来るという理由の方が圧倒的に強かった。それまでもアナログ機種はちょこちょこ出てはいたが、デジパチを打っていれば期待値は取れていたのであまり興味が湧いて来なかった。
ちょうどその頃から都内では28玉交換が主流になり始めたのだが、それを機にデジパチの期待値は2割ほど落ちたという印象が強かったのも影響している。
その後コロナを挟んでデジパチの期待値は更に落ちていったと記憶している。その頃はもうあまりデジパチを打たなくなっていたので、人伝ての話からがほとんどではあるが。
実際たまに打つデジパチの体感は我慢が出来ないレベルでしかなかったし、それに納得もしてしまった。もうデジパチでの時給3000円はかなりのお宝台になってしまったのだということに納得した上でデジパチを捨ててニッチであるハネモノに逃げてきたのだ。
ハネモノは1年くらい前までならば、たしかにまだ時給3000円の匂いが残っていた。しかしコンスタントにこのレベルの台に座るということは、ほとんど不可能だということにも否が応でも知ることになる。いや、これは最初からそうなるということもわかっていた。
結果的にデジパチを打っていた頃よりも稼働時間が減った。稼働出来ないという日がどうしても増えてしまうのだ。ハネモノ稼働というニッチゆえに、無理な日はまるで歯が立たない。そしてハネモノは1〜2年前よりもはっきり厳しくなったと今感じている。
これは同じくニッチの一発系を追い掛けていたときからの傾向なので、こうなるだろうとは想像はしていた。しかも半ジグマなのだ。毎日満足出来る台に座るなど無理がある。多少の我慢を強いられるのは仕方がないとは言え、あまりに安い台ばかりを打ち続けるとデジパチを避けた意味すら無くなる。
2年前よりも期待値を削られながら収支も付けず盲目的にそんなことを続けていると、結果的に早い時間からあぶれて酒を呑んでしまう日が増えてしまった。一発系を打っていた頃も似たような状況はあったが、当たり台の期待値が違うのでまだなんとかなっていた。なので今は半分リタイアしていると言われても仕方がない状況だと思う。
そんな訳で昨日も早い時間から呑み始めてしまった。とは言え昨日はあぶれてはいなかった。だが知り合いが昼過ぎにダメそうなのでもう帰ると言われると、つい稼働と酒を天秤に掛ける悪癖が付いてしまったためだ。そもそもそんなに高くない台なのでやめるのにも躊躇がない。
ダメなスパイラルをぐるぐる…ということなのだろうか?しかしそもそもパチンコ生活はそんなものだとタカを括ってしまっているので始末に負えない。
結局3軒梯子して、帰宅時間も覚えていないくらいに呑んでしまった。楽しかったから良しとしよう。勢いそのままにシャワーも浴びずに気絶して、明朝ふと目覚めてここからが今回の稼働記録。