ネトゲ界隈には古来より(といっても00年代以降だけど)「物欲センサー」という言葉があります。
ゲームをやらない人は全く分からないと思いますが、要は「欲しいと思えば思うほどそのアイテムがドロップ(出現)しなくなる」というあるあるネタに形を与えたもので、一種の自虐ネタのジョークに近い感じです。
一応ゲーム系の特許としては似たようなものが出願された事実があり、そのロジックが「ゲーム内の状況からプレイヤーが欲しているであろうアイテムの出現率を変動させる」みたいなものだったので「コリャ物欲センサーそのものじゃん」と一部で話題になったりしました。
が、件の特許に関しては「変動させる」というのがミソでして、下げるんじゃなくて主に上げるのに利用される想定だった模様。
つまりアイテム集めという、人によってはボトルネックにもなりがちな要素を廃してプレイアビリティ(遊びやすさ)を向上さすため、必要なアイテムがサクッと出るようにするシステムとして出願されたものなんですね。
というわけで今のゲームには物欲センサーなんてものは存在しないという事になってます。
でも! 現にモンハンなんかやってると「必要素材の最後の一個が全然出ねぇ」みたいな状況が頻出するわけで、物欲センサーふざくんなよと叫んでコントローラーを投げた経験は誰しもがあると思いますし、ここは明確にプレイヤーにとってのストレスポイントになってます。
だからこそ、件の特許みたいな軽減策が出願されたりするわけですけどね。
何の話してるかというとですね。
この物欲センサーの存在というのは、パチスロにもめちゃくちゃ強く感じるものですよね。というか、最近のCZ突破式の機種はマジでそれしか感じない。
古い例で恐縮ですけど「天下布武」の時代からして「なんでノブステージの時に限ってチェリーこねぇんだよ」みたいな気分になってましたけど、最近はこんな感じの「状況と小役の噛み合い」がより強く必要になってて、例えばスマスロの「ゴジエヴァ」なんかはG侵食役を引いたあとの5Gの間だけスッポリとなんの小役も引けねぇのに終わった瞬間めっちゃ来るやんみたいな感じで画面を叩き割りたくなった人も多いんじゃないでしょうか。