パチスロで生活をし始めた頃は日記を書いていた。
収支をつけなきゃいけないという気持ちもあったし、やはり雑誌や漫画で見ていた先輩が日記というスタイルで記事を更新していたのに憧れというのもあったのだろう。
見返すとその日の収支だけでなく、打ったホール、機種、さらにはその日の出来事が記されている。
一緒に打った友達の名前も書いてあるし、常連の名前はあだ名でそのまま残されている。
「たつやとノリの後そのままススキノへ」
「マフラーは今日も北斗をツモっていた」
「この店はもう行かない」
他人が見たらただの意味わからんガキの書きなぐり。
家に帰ってきた直後に雑にペンを走らせて書いているだけ。
だからこそ、日によって雰囲気が全く違う。
負けた日は短くなるし、勝った日は饒舌にもなる。
連敗が続くと弱気になり反省しはじめ、連勝するとおれ無敵、おれ最強となるワケだ。
それを当時からことある毎に見返していた。
何度も引っ越しをし、札幌から持ってきたものなどほとんど残っていないのだけど、日記帳だけはいつでも見られるところにまとめてある。
