TOPへ

徒然草

佐々木 真

昔のライターの悲哀

実戦値にまつわる内部事情


12月4日から「クランキークレスト」が導入開始となりました。もう早い方は打たれていることでしょう。が、この原稿を書いている時点ではまだほんの10分程度しか触っていません。

そんな中、あーでもないこーでもないと考えて語ったところで、たかが知れているというか。今のところ、ライターとして語れるレベルではございません。

ただ思い返せば私、ライターになった時は自分が「それなりに(仕事が)できる!」と思い込んでいたんですよ。

というのも、1990年台のスロマガなど、いわゆる「攻略誌」に使われていた数値というのは、導入一発目に紹介される際は大抵サンプルが2000G程だったんです。

しかし「勝てそう」と思えた機種などは、その雑誌の発売日に私自身が2万Gとか、それこそ10倍以上のサンプルを持っていたんです。

私の方が雑誌よりも詳しいのですから、そりゃ「できる!」と思って当たり前ですよね。

しかし、実際にライター業をやってみてよく分かりました。なぜ実戦サンプルが2000G程度だったのか。

仮に1人でデータを取りに行った際は、適当打ちなど特殊条件の数値を採取した後、完全小役目押しのデータを取るのが通例なんです。

1日に5000G回すとして、完全適当打ちと小役狙いのデータを取ると約2000G程度ですよね。

「7500Gくらい回せよ」という声も聞こえてきますが、メモ帳にデータを記入するのもそれなりに時間がかかるし、それこそめちゃくちゃ負けてたら打ち続けるわけにはいきません。

また、理想手順が分かっている状態で実戦を開始するわけではないので、まずはこれが正解だろうという手順を見つけなくてはなりません。

なので、手順模索のための1000Gを差し引くと4000G。それを2で割って2000Gほどが限界だったのです。

「なら、勝てそうな日まで粘れや。そういうホールを見つけろや」と言われそうですが、雑誌には締切というものがありまして。

期日までに打ってデータを取りたいわけです。そうでないと誌面に記事を書けませんからね。

必然的に台をキープしやすいホール…つまり新台であまり出さないホールに並ぶことになります。そこで7500Gとか回すのは至難の業なのです。…

このコンテンツの全編を
お楽しみいただくには
有料会員登録が必要です

有料会員登録で、機種情報やコラムをご利用いただけます。
さらにゴールド会員登録で、特製攻略ツールなどパチマガスロマガのすべてのコンテンツが使い放題!
この機会に、ぜひゴールド会員登録をよろしくお願いします。
すでに会員登録が完了している方は
下記ボタンよりログインしてください

バックナンバー
パチマガスロマガ徒然草TOP
2015年以前のバックナンバー
Myページへ追加
TOP
BBS