プロって一体

一流の三流

この原稿を書いている10月21日現在、SNSでは昔のプロは今よりスマートだったとか、今よりも勝ちやすかったとか、そんなことはないとか。そんな論争で賑わっている。

昔は勝つための情報量が少ない分、競争率も低かった。現在は勝つための情報が多い分、競争率も高い。収支に関しては機械割の差だけ生まれるのは当然である。時代の流れにどうこう言ったって仕方がないことは世の摂理なのだ。

しかし、そんな中で疑問に思うことが1つ。そもそも「プロ」ってなんだろう…と。

厳しい環境に身を置き、誰よりも努力して1つのポジションを勝ち取るプロのスポーツ選手。

プロになることはできても、そこから飯を食えるようなトッププロになる道が険しいプロ雀士。

日々トレーニングを重ね、魂を揺さぶる言葉を声や音に変えて世界に届けるプロアーティスト。

好きなことを仕事にしても、結果を残さなければすぐに淘汰されてしまうプロゲーマー。

世の中には色んな「プロ」がいるけれど、どれも沢山の努力や厳しい環境下の中で掴み取る一流の証である。…