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徒然草

角屋角成

おっさん専業

おっさん専業はリスクを冒さない


先日、jinとゲンキ―(恋愛アドバイザー)と配信していたところ、ゲンキーに「おっさん専業はリスクを冒さない」や「攻めるおっさん専業がほとんどいない」といわれた。いやはや、まさにその通りだなぁと納得した。

立ち回りとしてどちらが正解か、どちらが勝ちやすいかの議論ではなく、年齢を重ねたパチスロ生活者ほどリスクを回避する傾向にある。もちろん、打ち手全体としても年配者ほどリスクを嫌う傾向こそあるが、パチスロ生活者ほどそれが顕著になる。

今回はその理由について考えてみる。


ホールが嘘をつく時代を過ごした


自分がはじめた4号機時代はパチ屋が嘘をつく時代だった。高設定札が刺さっても低設定なんていうのはザラ。パチ屋は信じちゃいけない。それを根底においてしっかりと吟味を重ねる。

ホールの違いも大切だが、日によっての違いも収支に大きな影響を及ぼした。ガセる日と出す日。同じ煽りでもそれを見極めて高設定を探し出す。手探りでオリジナルの立ち回りを目指す。

いまでは機種イチとか並びで高設定とかいわれればその通り高設定が入っていることが多い。それはもちろんわかっている。だけど、最初の一歩が遅れるのだ。ホールを信じきれない。それがおっさん専業だ。


設定が入らない時代を過ごした


自分が旅打ちをしていた時期くらいかな。5号機は中期くらいまでかなり高設定が入りにくい状況だった。出玉性能が乏しい機種が多くホールは回収が効かないので、高設定の数も少なかった。さらに途中で東日本大震災も挟んだ。震災以降の1年はここ20年で最も設定が厳しい時期だった。

少し前のコロナ禍もそうだろう。設定状況が極端に渋い時期が3ヶ月以上あったと思う。震災の場合はそれが1年以上続いた。

世の中が大変な時期、なにパチスロで生活しようとしてるんだって話だが、残念なことにそれを乗り越えてしまった打ち手もいる。リスクを背負わずになんとかここまで凌いできた。それがおっさん専業だ。


確定がでない時代を過ごした


高設定確定演出の存在は遡れば4号機の玉緒でポン! まで戻るのだが、どの機種にも搭載されて現実的に出やすくなったのは6号機になってからだろう。

6号機初期は出玉性能が低かったので、確定を出やすくして粘ってもらうという意図があり一気に急増。いまでは搭載していない機種の方が珍しいという状況にまで変化した。

設定6確定が出て10万負けた。これは年齢問わず仕方ないと思う打ち手が多いだろう。だが、推定6で10万負けたをドヤでいえる打ち手は少ないと思う。設定不明の台を設定6だと信じて投資し続けるのは想像以上に難しい。確定演出の存在は立ち回りを大きく変えた。

高設定確定演出が当たり前になるまでは、あくまでも高設定か否かは自分の判断。ホール状況と台の内容を照らし合わせて自分で決める。そうなると負けた上で高設定と判断するのが案外難しくなってくる。高設定狙いは勝ちこそ全て。少しでもお金を持って帰りたい。それがおっさん専業だ。…

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