アナログ不作の年

6月も下旬という時期ではあるが、今年はまったくアナログ機種が出ていない。唯一出たのがハネモノのファミスタだ。これは期待以上に面白く、出来も素晴らしかった。増販もされる予定みたいだ。

しかしアナログ機種好きからするとたった1機種というのは物足りない。しかもハネモノだけだ。アナログ好きはレトロにチョロチョロ遊んでなさいとでも言われているようで悲しい。うまい棒も出たじゃないかと言われそうだが、僕としてはアナログ味は非常に薄いと思っている。

更に僕のような打ち方をしている人間から言わせれば、ファミスタのような出来の良い機種は面白いけれども喰いやすい訳ではない。小ネタも含めてほとんど攻略要素が無いのだ。

パチンコ台が進化して、穴というかスキが減ってきている影響からなのだろうか。しかしそれはスペック以外の新しい試みが今はほとんど為されていないからとも言える。薄目で大枠を見れば同じ様なものばかり。激しく当たったり、やや穏やかに当たったりしているだけにしか感じない。

そんな目線で眺めてみれば、今年はひどく退屈な年になっている。ポジショントークからの言い掛かりみたいな気もするが、このサイトだって攻略マガジンという名前なのだからそこは賛同して頂きたい。

扱いは決して悪くはない…はず

さて今回は面白いのだけれども喰いやすい訳ではないファミスタを。ファミスタは喰いやすい訳ではないのだが、喰い辛いという訳でもない。若干荒いという程度で、例えばトキオと特に違いが無いということだ。

ファミスタは新台導入当初は客付きが凄かった。しかしそれも春先くらいにはだいぶ収まってきて、一部の店を除いてはあの熱気が嘘のような稼働率に落ち着いている。

毎日ハネモノを打ちながらシマを眺めていると、朝からハネモノを打ちにくる人というのは機種が偏りがちな人が多い。トキオをよく打つ客、ブタをよく打つ客。どちらもバランス良く打つ客というのは、実はあまり多くない。そしてファミスタは台数がまだ少ないせいもあるだろうが、ファミスタをよく打つ人というのはあまり記憶にない。

ファミスタに攻略要素はほとんどない。ということは誰が打ってもだいたい一緒だ。しかし慣れていないからなのかは不明だが、釘が良化されていてもトキオなんかよりは放置されている率が高いと感じている。

8月になれば増台でまた客も増えるのだろうが、それまではチェックする価値のある機種だとは思っている。攻略要素は無いし良化することもレアかもしれないが、今はエアポケットにハマってしまったかの様にチェックする人が少ない。今が狙い目の機種とまでは言わないが、店によってはそれなりに変化はある。なので忘れないでほしい。

釘は良し！中身は？

今日の台ははっきりと良化されていた。朝一で僕が押さえてしまったので、仮にこれを放置しておいたらどうなったのかはわからない。しかし流石にこれは誰か打つだろうと思える程に、落としの命が素晴らしい。

押さえた時点で余程のことがない限りは暗くなるまでは座っているだろうと思える。打つ機会があまり多くはないが、打っていて飽きないとまでは言わないが面白いのでこういうチャンスはありがたい。

この台は3週間程前に打ったのだが、その時は素晴らしいヤクモノだった。しかしその後拾い釘周りが悪化して、台の右側を少しだけ起こしてからは、データを見る限りでは当たっていない。

拾いとネカセの両方に変化があったので、どちらの影響がどれくらいなのかはわからない。鳴きも悪化していたので自分では試していないのだ。なのでデータから押し測るしかないのだが、僕の予想は、拾い率悪化+ネカセの影響で大きくは変わらず+前回打ったときがたまたま良過ぎただけというもの。

ファミスタはヤクモノのファクターが他の機種よりも荒れやすい。これは当り1回の平均出玉がやや多いということと、拾いのゲージ…というかハネが緩いので拾い率が高い為だと思う。なので1日くらいの優秀データから即優秀台とは判断し辛い。

そんな訳で今日の台は、拾いは微妙かもしれないがこの鳴き釘があればなんとかなってしまうはず、という判断だ。経過は2500個毎でサクッと見ていきたい。

2500個毎の雑記

▼2500個打ち込み
鳴き/拾い/変化球ヒット+ストレートヒット(当り)/スペシャル(当り)/当り＊ストレート選択
170/100/9+3(1)/10(3)/4＊11

15/1000円は切らないだろうと思ってはいたが、非常に良い滑り出し。しかしそれ以上に驚いたのは拾い率。釘が悪化する前が52%くらいで、今日は50%は下回るだろうと予想していた。それがこの区間では約58.8%。流石に上ムラだが嬉しい滑り出しだ。ヤクモノは全体的に弱い。

▼5000個打ち込み…