第12車 ドテチンはドテチン
甘い方へ全力疾走
前回のコラムでは新年早々に超のつく運勝ちを炸裂させたという自慢話をお送りした。この勢いで2025年はひと味違うドテチンをお見せできるのではないかと思ってはいた。だが、どうやらパチンコというのはそんなに甘いものではないらしい。今回はそんなとある一日を振り返ってみたい。
本来ならばタクシー勤務日だった1月某日早朝。眠い目を擦りながらいつものように担当である犬の散歩を済ませ、いつもの電車に乗り込んだ。しかし、どうも体調がそこまで良くない。頭痛もする。熱はないのだが倦怠感がある感じ。タクシーはお客様を乗せる仕事なので体調面で無理をすると惨事になり兼ねない。とはいえ、完全出来高払いの職業ではあるのでそう簡単に休むことはできない。いや、簡単に休むことは出来るが当然見入りがその分キレイに減るのである。電車に揺られながら散々迷った。
そんな最中に思い出したのが、先日の乗務中にたまたま発見した新規オープン店の存在である。無理をして事故や違反を起こしてしまうなんてプロとしてあるまじき愚行だと自身を都合よく正当化し、まずはタクシーを休む事にした。もちろん、そのまま帰宅するわけもなく、気がつけば9時半にはその新規店の前にいた。意思を持ってというよりはどちらかというと脊髄反射に近いムーブである。その割にはご丁寧に抽選まで受けているあたりが我ながら愛おしい。
そして大事な入場抽選は250番と悪く、最近打つ割合が高くなっているパチスロは断念。となれば並ぶ必要はなく、近所の喫茶店にて朝食を取りつつ薬を飲んで入店する。だったら、薬を飲んで仕事すれば良かったんじゃないの?なんて疑問は真っ当過ぎて愚問である。
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