昔はメチャクチャだった
その昔のパチ屋さんは、開店時の入場ルールというものがあまり機能しておらず、それはそれはカオスなものでありました。
筆者が打ち始めた1999年くらいにはなんとなく「開店時の駆け足禁止」というルールが制定されてましたけど、まああんまり守ってる人はおらず。
せーので目的の台に走っては、タバコやらライターを適当に下皿に放り込んであとからじっくり台を吟味するみたいな、いまでいう「掛け持ち」が当然のように横行していました。
田舎のほうに行くと並び中も、やれ押しただの抜いただの横から入っただのに端を発する諍いが頻発してましたし、酷い時にはこっちが先に台を確保したにも関わらず、後から来たオッサンが「俺が狙ってた台だからどけ」みたいな感じで普通に占有権を主張してきたり。
いまから考えると無茶苦茶なもんでした。
筆者は体験してませんけど、さらに遡るとそもそも並びがない「一斉入場」の時代もあったとか。
なにやらシャッターが開くと同時にそれをくぐって全員で押し合いへし合い同時に入場してたらしく。
果たして中国のユニクロみたいなもんだと思えばそんなに外してないかもしれませんけども、フィジカルが弱いヒョロガリ中年の筆者が当時に生きてたら、パチンコ打つにも命がけだったのかもしれません。
と、そのようなカオスも私感では2004年くらいには息を潜めており、例えば北斗とかの時代になるとトラブル自体珍しくなってたように思います。
1999年から2004年の5年間で一体何があったのか調べてもよくわかりませんが、これが法令的な何かなのか、あるいはお上の意向的なのが絡んでるのかはわからないッス。
ただ、この間にパチ屋の並びの民度が改善したのは間違いねぇと筆者は思ってます(※民度って言葉を蛇蝎のごとく嫌う人もいますが大辞林に載ってるちゃんとした言葉です。差別的な意味は特に込めてないのであしからず)。
以後、5号機時代に突入してしてからは抽選方法も徐々にスタイリッシュに進化。
客同士のじゃんけんから抽選ボックスのクジ方式を経て、やがては押しボタン式のデジタル抽選に移行していったのはご存知の通り。
最初期はエクセルのマクロを利用して自作の抽選プログラムを組んでたぜという店長もおられることでしょう。
で、特筆すべきは、抽選そのもののオペレーションやテクニカルな面の進化に並行して、入場ルールの厳格化も進行していった点です。
最初は「押すな」「走るな」「追い抜くな」くらいのものでしたが、そのうち「掛け持ちするな」「朝イチでカニ歩きするな」「遅延行為するな」あたりが標準搭載となり、最近は「ゴミ捨てるな」「タバコ吸うな」「大声で騒ぐな(近隣店舗に迷惑掛けるな)」といったルールも見られるようになってます。
この辺はルールというよりもよく考えると当たり前のモラルの話なんですけど、別にパチンコに限らずこれが守れない大人は人種を問わず山程いるわけで。
なにげに最近はパチ屋の並び民度が、外国人観光客に人気のラーメン屋とかよりは良くなってる気がします。…
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