P ANOTHER WILD RODEO〜スギちゃんっス〜

ワイルドドテちゃんだぜぇ〜?

2週間ごとの当コラムの当番よりも役モノ機登場の頻度の方が多く、何を打つか困ってしまうこのご時世。嬉しい悲鳴と言いたいところではあるが、どれもこれも設置台数はバラエティーに1台……2台あれば多いレベル。

パチマガ随一の役モノおじさんこと永浪くんがハンズアップしてTOKIOを触るというのだから少なくとも関東近辺では詰んでいる状況だと思って間違いない。では、ドテチンが打てる役モノ機は無いのか? 答えはNO。なぜならチャラ線でも合格、多少のマイナス期待値でもGOサインが出てしまうポンコツだからだ。そんな状況で今回実戦したのがこちら。


P ANOTHER WILD RODEO〜スギちゃんっス〜だ。機種名通り、あのワイルドロデオのスペック違いとなるわけだが、前作に比べてかなり遊びやすくなっているのが特徴だ。規定秒数を耐えきれば大当りというゲーム性は変わらず、まずデジタル揃い確率が1/49.9から1/38.7と甘くなり、ロデオチャレンジでの選択秒数の振り分けも優遇。

【選択秒数】
60秒……50%(50%)
40秒……25%(41.02%)
20秒……25%(8.98%)
※()内は前作

また、役モノ上段の皿も中央停止時間が若干長くなったことで、デジタルも回りやすくなった。出玉性能は当然劣ることにはなるわけだが、本機特有の耐え抜くゲーム性を格段に体験しやすく、また成功しやすくなっているのだ。


実戦を開始すると、思った以上に上段役モノの成功率が上がっていてノンストレス! 前作は1/4〜1/5程度であったが、1/2〜1/3程度と決まりやすいのでかなり気持ちが良い。そんな状況で訪れた1回目の図柄揃いは16回転目。60秒選択からの衝撃映像がコチラ!


おおおおーーーーーーいっ!!! 聖域(ゾーン)なく60秒耐えるなんてほんとに稀だというのにいきなりドテチンらしさが炸裂してしまう。なかなか貴重な動画が取れてしまったわけだが、今作で優遇された40秒や20秒だったら余裕で成功していたわけで、のっけから嫌な空気が漂いまくる。

そんな予感は的中する。なんとッ、10連続のロデオチャレンジ失敗! 投資はあれよあれよと4万円オーバー。遊びやすくなってるんとちゃうんかい!! 今回も得意のネガティブキャンペーンとなってしまうのか!?


これまでのデジタル揃い10回で回転数は577回転。って、前作の1/49.9より引けてないじゃないのよ! しかも60秒が7回、40秒が2回、20秒が1回って、何度も前作なんじゃないかとセル盤を見返したよ! せっかくの優遇されているところがまったく活かされていない。

ちなみに耐えている秒数は、59、5、33、32、3、7、27、5、34、8。つまり、20秒ならば5回はクリアしている。決して悪くはないが、上手く噛み合わない。そして、待望の12回目のデジタル揃いがコチラ。


40秒から本日初の聖域(ゾーン)突入を何とか耐え抜いて大当り! 投資はすでに5万円を超えているが、ここからの100%で突入する｢スギちゃんっス｣に期待したい。


ちなみに｢スギちゃんっス｣とは右打ちの約1/1でロデオチャレンジに突入し、秒数振り分けが20秒が50%、残りの50%がなんと3秒!トータル継続率は実戦値で約60%。つまり、そこまで一撃の出玉力に長けているスペックではないので、そもそも5万円も使っちゃダメな機種なのだが、ここは3秒クリアを一度は体感してみたい!!

そんな本日初のスギちゃんっスは残念ながら20秒。とはいえ、成功率は35%ある。緊張して見守っていると、…