| 山ちゃんと学ぶ期待値の世界 |
先に書きますが、今回はまたP真・北斗無双 第3章 ジャギの逆襲です。前回と同一機種ですが、まぁまだギリギリ新しいと言っても恥ずかしくはないですよね。
と、なんとなーく誰にも文句を言わせないという強い気持ちを見せつけた上で、この先を書きたいと思います。打たれ弱いのでね。
ダンまちかジャギか……
今回の実戦は7の付く日によく行くお店。実戦日も当然7の日ですね。入店すると、気になったのが「Pフィーバーダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」でした。明らかに他の店よりヘソがデカい。しかしねぇ、新台導入されてからちょっと経ってるんすよ。
「クルーンのクセも店側がある程度は把握して、その上でのこのヘソなんじゃない?」
と思いながらも一応キープしつつ他を見る。と、「P真・北斗無双 第3章 ジャギの逆襲」がかなり良い。
見立てでは20回/千円を超えそうであり、打ち慣れているので読みを大幅に外す事もないだろう。ジャギの20は持ち玉時給2千円前後ある。間違いなく「本日一の期待値&堅さ」です。
しかし当該日は、稼動戦士の〆切までに新台を打てる最後のチャンス。「気になる"Pダンまち"を触るべきか?」と悩み、もがき、苦しみ、禿げ、さらに悩んだ結果、座ったのは増毛手術の施術台です。間違った、Pダンまちです。
ヤメる理由を模索する
打つこと3500円。もうね、集中出来ないの、ジャギ打ちたすぎて。だってさ、持ち玉時給2千円の方が堅いんすよ。
さらに、思ったよりちょっと回ったりオーバー入賞がちょっと決まりやすかったりするとすぐ時給3千円に届くんすよ。時給3千円なんて、歌舞伎町で殴られ屋でもしないと稼げない額ですよ!?
その時点でPダンまちのクルーン、左(特図1)・真ん中(一般入賞口)・右(特図2)が、29・25・18。3500円で47回なので等価ボーダーは超えている感じ。
んー、この台を打つべきだというライター魂は燃え続くんす。でもジャギの方が打ちたいので、ヤメる理由を探す山ちゃんボンバー。すると見てみてください。特図2より特図1の方が1.6倍ほど多く入ってんすよ。
つまりこのクルーンのクセだと、初当り時のラウンド振り分けが平均値よりちょっと悪くなるんすよね。まぁ、なにせまだ試行は少ないけど……どう? ヤメた方がいいかな? いや待てよ、どれくらい振り分け悪くなるんだろ?
試しに計算してみると、特図1より特図2の方が0.72ラウンド分多くなるという結果に。つまり、クルーン内の右の穴(特図2)に入った玉で当たると、左の穴(特図1)に入って当たるより初当り出玉が100個多くなるという事です。
今の3500円分の数字で平均値を計算すると、初当りの出玉がパチマガ表記より62個ほど少なくなる。……大した差じゃないな……ヤメる理由にはならん。ここで思いつく。
「ジャギの目当て台はオーバー入賞が決まりにくいかもしれない。それならジャギの諦めがつくから、試しに右打ちしてみよう!」
という事で、ジャギに移動してとりあえず右打ちし、液晶屋根の角に玉がどれくらい引っかかるかチェックしてみる。これで全然引っかからない様ならオーバー入賞も決まらないですからね。試してみると……上手く引っかかる……!! もうこのまま打っちゃいました。
恋焦がれたジャギへ!!
さて、やっとジャギ。13000円投資の247回転目で金のジャギストックが出現する。
コイツの信頼度、なんと圧巻の99.9%。もういいよ、100%にしてくれて。これがラオウとカイオウと他数名がドンパチやるリーチ(世紀末決戦リーチ「兄弟相克」)に発展して外れる。
はっ!? 信頼度99.9%ってほんとに外れんのかよ! と思った瞬間に復活する。気持ちいいんすよね、コイツの復活。
さらに、この初当りでRUSHも引っ張ってきて16分でコレですよ。
たまんねぇな、ジャギ。そして1万5千個ほどの持ち玉になり、もう安心ですね。むしろいくら勝てるのかっていう方にばかり頭が回って、餅が焼けるくらいカッカカッカ熱くなっちゃいましたよ。それでは、ここからの展開はサササッと。
18時21分、現金投資再開。ぶぁかもんが!
山ちゃんの期待値教室、はじまるよ〜
さて、長ったらしくなって申し訳ないが、もう少しお付き合いいただきたい。気になった方もいるんではなかろうか、「18時21分からの現金投資って美味しいのか?」と。
ここで、山ちゃんボンバー流の期待値ってモンの考え方を紹介します。前回と同じ機種だから、それとは違ったアプローチの内容にしたいのでね。
まずは持ち玉になった場合を考えると、ジャギは連チャンが速いので22時25分くらいまでは追えると考えています。つまり残り時間は約4時間。
山ちゃんボンバーは2人目の子供が出来てからというもの、20時にはヤメて帰る事にしていますが、期待値が2千円を超える場合は粘らせてもらうと嫁さんにも伝えております。なので今回は22時25分まで追う構え。
僕は期待値を計算する場合に、交換率ごとのボーダーラインなんて無意味だと思っています。
(全然気にしてない)
これって、6時間実戦の場合のボーダーラインなので、その場その場に応じた期待値を知る必要が生じる現場では、どう扱っていいか困ります。どんな場合でも対応できると僕が思っている考え方を紹介しますね。
さて、この時点での持ち玉時給はというと、回転率が21.4回/千円で出玉が144.9個/Rなので、約+2350円。4時間なら約+9400円です。ここから現金投資の交換差損を引く必要があります。
僕の場合は例えば沖海5のように安定しやすい機種だと、初当り確率の倍くらい回せばだいたい持ち玉遊技となり、それ以降は投資の必要が無くなる……という仮定で計算しています。
つまりこの「初当り確率の倍まわす」の部分が現金投資の平均値であり、そこに交換差損が生まれるという考え方です。
319の倍なので、640回転。これを回すのに20回/千円の台なら32000円使いますね。これは8000個なので、その玉をそのまま28個交換すると約28500円となります。この差の3500円が沖海5の交換差損です。
さて、今回打っているのはジャギです。沖海5より荒いですね。確率分母の4倍くらいが現金投資の平均くらいだと想定して計算すると、同じやり方で交換差損が約4300円。
これを先ほど計算した4時間の持ち玉期待値である9400円から引くと5100円となり、4時間での期待値が5100円という結果が導き出されます。
が、これだけじゃない。ハッキリ言って4時間で5100円だと追いたくないです。でも追加投資した。何故か? 理由は追加投資の時間的な限界にあります。
普通に考えたら後1時間打ってもまだ持ち玉にならなかったら、もうさすがに美味しくないからヤメますよね。つまり、交換差損が「1時間で回せる分にしかかからない」んですね。
ジャギは速いので時間250回転。これにかかる交換差損は約1400円。つまり「1時間打って持ち玉になったら続行。ならなければヤメ」という条件なら、4時間で8000円の期待値になるわけです。難しいですよね(笑)。
イメージしやすく変換すると、「貯玉だけ打って持ち玉になったら打つ、ならなければヤメという条件なら等価と同じ」という考え方と似てますね。
この考え方は、パチマガの大先輩である緑山淳さんから教えてもらった期待値計算を自分流にアレンジしたものです。いやぁ、周りの人の知識が深い上に面倒見がいいから、ドンドン自分にとって新鮮な情報も施してもらえる。マジでパチマガ入れて良かった。
そう言えば実戦はどうなったの?
という事で、1時間だけ続行する意味での現金投資を再開すると、…
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