第336回：パチスロ爆裂機ブームの裏側で“アングラカジノブーム”が訪れていた!

続々と新店がオープンする

それからしばらくの間、我々はこの店に通い続けた。新たに知り合ったルパンとも時々一緒にプレイした。店側はプロ集団という認識は持っていたようだが、オープンしたてということもあり、露骨なマークをしてくることはなかった。新店のガードが甘いというのはこの理由で、悪評が立つことを恐れてしばらくは自由に打たせてくれるのである。特に競合店が多い地区ではちょっとしたきっかけで客が飛ぶ危険がある。似たような店が他にたくさんあるのだ。その中で毎日通う人気店にならねばならない、常連客を掴むまでが大変なのである。

ルパン「あ、そうそう、今度あっち口にまた新しい店がオープンするんだって。といっても箱は前に使ってたとこだから、オーナーが変ったんだろうね」
Ｙ「いつオープンするんですか?」
ルパン「今月末らしいよ。BJもあるって」
私「またBJの店ができるんだ？嬉しいねえ」

ルパンから新店の話を聞いて池袋がますます使いやすくなることが予見できた。あまり移動せずできれば一地域でカジノ攻略を進めていきたい。移動の手間やそれに要する時間は極力ないほうが望ましい。…が、

ルパン「でもね、16強制ヒットなんだってさ」…