第334回:ディーラー、ついに諦める
普通の客とは何か違う…“違和感”をDは感じていた
次のシュートもハイロー固めのままだったが、Dがため息をつき始めた。ローを固めてDがなかなか飛ばないようにしても、プロはステイせずに時には17からもヒットしてくる。加えてチャンス時には6アンダーを狙ってくる。しかもベットは失ってもいいミニマム20$だ。これでは苦労してローカードを寄せた意味がない。普段と同じプレイスタイルで予期せぬことが起きるから客は驚愕するのだ。あらかじめカードの流れが予測できてしまえばその効果はなくなる。それどころか逆にそれを逆手にとった戦法を考えてくる。ミニマムべっトでニタニタ笑いながらバンバンヒットされては、Dもたまらないだろう。
一方、ハイカードの固まりの時はそれなりにベットは上がる。が、絵札が連なりDに20が入りやすい時なのでMAXでは攻めてこない、それにヒットが微妙な時はステイしてくる。次がハイカード濃厚なのだ。普段は15や16を平気でヒットするクセにこのシュートは慎重になっている。
KO「サレンダー」
TA「俺もサレンダー」
Dの表札が絵札の時は、無理せず15や16でサレンダー(勝負を放棄してベットを半分差し出すこと)してくる。ステイすればDの20にやられ、ヒットすればバースト。こんな状況下ではベットを半分払ってサレンダーするのが賢い。これがもう少しこなれていれば、Dが16以下だった時はチャンスになるのだが、ここまで寄せられていると気持ちよく敵前逃亡できるというものだ。…
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