第328回:素人くさいディーラーだが…お手並み拝見
笑みを浮かべながら余裕でゲームを進めるDだったが…
D「Cテーブルスタートしまーす!」
シャッフルが終わりゲームが始まる。初対面の客達を相手に動じる気配はまるでない。おそらくこの店や以前勤めていた他店でも特別なトラブルもなく無難にこなしていたのだろう。余裕に満ちたその表情からは、勝って当然、最後に勝つのは俺様だ、という自信のほどがうかがえる。道中、客が負けこんだ時にどうやって慰めようか、せっかく来た新規客を取り逃さないために、常連客として育て上げるためにどう手玉にとろうか、そんなことを考えているのかもしれなかった。
D「15(フィフティーン)!どうしますか? ヒットで…残念、バーストです…」
丁寧に、しかし半分素人相手ともとれるカード捌きで淡々とゲームを進めていく。見たところおかしなカードの出方はない。よくこなれているシャッフルだ。
D「カットカード出ました! シューターラストでーす!」
やがて初めのシュートが終わり、次ゲームに向けてのシャッフルが始める。
TA「あーあダメだった」
DA「若いから勢いがあるねー。次はお手柔らかにたのむよ」
KO「新規客なんだから最初は勝たせてよー。負けたらもう来ないかもよー(笑)」
皆口々に感想を言い合っているが、彼らの頭の中には今消化したシュートのカウントの推移、ハイカードの塊の位置がちゃーんと整理され記憶されている。…
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