第247回：池袋の裏カジノを攻略開始！

新宿よりも池袋に愛着を感じる

一人で行動するとなると、向かう店、向かう時間は自由だ。以前のようにWさんと待ち合わせして時間を気にすることもなくなる。もちろんいつやめるかも自由だ。気楽といえば気楽だが、その分自己管理はしっかりしていかなければならない。

私（店が多いのは新宿か池袋だが、新宿は外人が多いし、やっぱ池袋のほうがやりやすいよなあ）

新宿にも条件のいい店はあったが、なにしろ多国籍軍がワンサカといる。中国語やハングルは聞き慣れていても、加えてタイ語やタガログ語が飛び交うとなるともう大変だ。何を話しているかわからないし、自分のことを睨みながら喋られると、何か悪いことをしたかと心配になってしまう。バカラの予想で頭がいっぱいなのだ。余計なことに頭を使いたくない。ゆえに、メインの勝負は日本人が多い池袋にした。まださほど知り合いはできていなかったが、通っているうちに渋谷のようにすぐ仲間ができるだろう。

まずは常連に顔を覚えてもらう

私「こんばんはー! 調子はどうですかー?」

馴染みの顔を見つけると、率先して近づき声をかけるようにした。

常連A「ああこんばんは! 今日はいい目が出てるよ!」
常連B「そうかー? 俺はさっぱりなんだが…」
常連C「Aさんはツラ好きだしBさんはヨコ好きだからねえ（笑）良し悪しはまるっきり反対だもの（笑）」…