第239回：ピン稼働で訪れた新宿の裏カジノ…外国語が飛び交う店内

いよいよ独自に行動することに

それからしばらくWさんと動いたが、ある日から彼の都合で一時的に別行動をとることになった。ここまでトラブルはなく彼とは良好な関係を続けていた。彼の提案で始めたコンビ打ちだったが予想通りの結果になり、回れば回るほど勝ち額は増えていった。彼の打ち方がどこまで正解なのかはわからなかったが、結果として勝ちが積みあがっていくので文句はなかった。期待値稼働をしてきた私としてはなぜ勝てるのかその理由が知りたかったが、まだ駆け出しの身分。検証はおいおいしていけばいいだろう、と深くは考えてなかっつた。

Ｗ「ちょっと出張しないといけなくってさ、悪いけどコンビ打ちは一時的にできなくなるんだよ」
私「どのぐらいなんですか？」
Ｗ「ん〜、1か月ぐらいかな。だから戻ってくるまで一人で頑張っててほしいんだよ」
私「大丈夫ですよ、コツは掴んだし、けっこう知り合いも増えたし、一人で大丈夫です。」
Ｗ「そうか、自分から誘っといてほんと悪いね」
私「な〜に、調子が悪かったらまたスロに戻りますから（笑）」

その日を区切りにしばらくピンで回ることになった。とはいえ、以前のように反目逆張りの嫌がらせはもう受けないだろう。長く回っていたことでどの店にも数人は知り合いができていた。一人ぽっちでポツンと打つような寂しさはもうない。…