第227回：初めて遭遇する大バカラの世界

なんとか本カジ初戦を勝利で飾る

バンカーの長ヅラで6連勝した後、多少のバラツキはあったものの、そのシュートをプラスをキープしたまま乗り切り、次のシュートもまあまあ予想しやすい目だったためチョイ浮きで終えることができた。Nさんは張りがいいので30点ほど勝っている。Aも20点近い。HママもWさんも15点ほど勝っている。私はというと、100＄のサービスチップが6連勝したこともあり10万円ほど浮いていた。

Ｎ「もうやめてもいいんだよ。2シュートやったんだから」
私「あ、縛りとかあるんですか?」
Ｗ「サービスを出してるからね。1シュートだけやってハイサヨナラはまず許されない。基本的にどのお店も2シュートお付き合い願いますと言われる」
Ｎ「まあマナーだからね。サービスがつかないならひと張りしてやめても基本的にはOKだ」
Ｈママ「でもそんな人はまずいないけどね」
Ａ「えっ! 前の店では見たことあるよ。1万円出してサービス5千円貰って、当たってもハズれてもすぐアウトしていいか? と聞いてね」
私「だって、当たったらサービスが残るでしょ? それはアウトできないいじゃない」
Ａ「もちろんサービスはハズれるまで賭けるさ。その後すぐにアウトするということ。ようするに1シュートもやらないわけさ」
Ｗ「たまにいるよね、やたらやめるの早い奴。なにしに来てるんだか（笑）」

なにげない会話だったが、後々、今話したことがバカラ攻略の基本になるとても重要な立ち回り方だということに気付くことになるのだった。…