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攻略人生録〜時代の証人、かく語りき〜

第194回:ストップボタンがなくなったデジパチに新たな攻略概念

デジパチ攻略の1つの歴史が幕を閉じる


0号機時代から30秒機、15秒機、10カウント機、オマケチャッカー機と受け継がれてきたストップボタンだが、1989年(平成1年)にニューギンから登場した「エキサイトキングV」を最後にとうとう全デジチから消えることになってしまった。ボタン機能は当りを狙い打つ他にデジタル回転時間を短縮する役割もあり、攻略法を使わずとも保留が多くなった時に回転効率を高めるためにプロ達が活用していた。昔の台には回転短縮機能がなく、保留がマンタンでも回転時間は常に一定のままだった。ストップボタンは回転効率を高める上でなくてはならない機能だったのである。

しかし、ボタンを用いた攻略法が発見され、毎機種ではないにせよ、開発した新台の何機種かがボタン攻略を受けるようになるとメーカーの開発陣は頭を悩ませるようになった。極めつけは電子メトロノームや体感器が登場して乱数を狙い打たれるようになったことだ。内部乱数を時間で狙われるようになると開発陣もお手上げだ。なにしろ、10万分の1秒単位で周期調整できる優秀なマシンだ。少々乱数周期を速くしても狙われてしまう。ならばいっそのことストップボタンをなくしたらどうか? そう考案されてデビューした大一の「ニュービッグセブンPARTW」、奥村の「ドリームX」が大ヒットし、各社もそれに習えと次々にボタンなし機を登場させてきた。この頃はデジパチがラッキーNO制から無制限営業へとシフトしている最中だった。以後、デジパチはボタンなし無制限営業があたり前になっていったのである。

困ったのはプロ達だ。ボタンがあるから腕で攻略できていたのに、それがなくなれば打つ手はない。釘の開いている回りの良い台でボーッとハンドルを握っているだけの勝負になってしまう。これでは、とても攻略していることにはならなかった。だが……

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