第96回：盛況だったポーカーブームに陰り、そして1円台での復活

バブル崩壊とともにブームは一気に冷え込んで…

友人「なんか最近客が減ったな」
私「常連の人達も顔見なくなったよ。やめちゃったのかな」

夕方から深夜にかけてはサラリーマン、深夜遅くには自営業の人達、そして早朝には仕事を終えた水商売の人達と、夕刻から翌日の早朝まで客足が途絶えなかったポーカーハウスから客数が一気に減った。バブルの崩壊である。日本のバブル崩壊(景気後退期)は1991年(平成3年)〜1993年(平成5年)と言われている。この時期は複合不況とも言われ、あらゆる業種が不景気になった。とりわけ大打撃を受けたのはサービス業で、飲食店、飲み屋、タクシー業界などの売り上げが軒並み落ち込んだ。庶民がこづかいで遊ぶポーカーゲームも例外ではなく、皆食うのに必死でとても遊んでなどいられないという状況になった…