第94回：新型ポ−カーマシン「レインボー」に暴走基板が!?

本格的な10円ポーカー時代に突入

ポーカーゲームは100円の時代を終えて、10円時代へのシフトをほぼ完了。ファンもようやくこのレートでの遊び方に慣れつつあった。ボナンザのノーマル一色だった100円時代に比べ、10円時代は実に様々な新台がデビューし、ポーカーの新しいゲーム性が次々と考案されていった。その中には1・3・7ＷフィーバーやBIGSHOOTのように攻略要素が発見される場合もあり、まだまだ発展途上のポーカーゲームにウイークポイントを発見する期待も持たれていたのである。

BIGSHOOTのハイエナでちょっとした小遣い稼ぎができた我々は、次なるターゲットを探してあちこちのポーカー屋を探索していた。ポーカー屋がひしめく地域では電柱や壁に新台入荷の張り紙があり、聞きなれない機種名があるとすぐに試し打ちに出かけた。フィーバーするとオッズ枠が移動して2ペアがロイヤルになることもある「スクランブル」や「フィーバーパック」、4カードが出現すると連チャンが期待できる「黄門ちゃま」など、実にユニークな台が続々と登場していた。そんな中、ある台がズバ抜けた人気で設置台数を増やしつつあった。

友達「最近、レインボーが増えてきたなあ」
私「あちこちでこの台を見かけるよね」

人気になっているこの機種は、背景色が緑になるとオッズが2倍、赤で3倍、ピンクで5倍と高得点を出すチャンスとなった。特に5倍のピンク色になったゲームは緊張もので…