【無料】第35回：“攻略”はパチ＆スロのみにあらず〜今後の執筆予定〜
●ポーカー、闇カジノ…アングラギャンブルにも攻略あり
サンスカのエピソードが一通り済んで、引き続きパチンコ攻略の世界を紹介していくつもりなのだが、ここらで今後の予定について触れておきたい。というのも、プロフィール紹介の中にあるように、私の人生録はパチンコ・パチスロだけではない。パチンコ・パチスロの攻略法はその濃さはともかく、長くこの業界で楽しんできた方なら各自がそれなりの経験をもたれているはずである。専業プロなら「ああ、あのネタか」と思い出す程度で、とり立てて驚くこともないはずである。だが、私の真骨頂はそれとは別にある。それは、皆さんがなかなか触れることのなかったであろう「アングラギャンブルの世界」である。ジャンルとしては「ビデオポーカー」「ＴＶ麻雀」「闇カジノ」がある（以前寄り道したような流行風俗レポートもあるが）。今回はその世界をほんの少し紹介しておこう。
●「ビデオポーカー」
1978年のインベーダーブーム以降、喫茶店にテーブルゲームがあたり前のように置かれるようになった1980年頃から、ビデオポーカーは各種ＴＶゲームに紛れてひっそりと侵入してきた。見た目はビデオ版のカードゲーム。違うのはゲームのようにハイスコアで競うのではなくクレジット度数がそのままお金になることだった。100円1クレジット。ものの数秒でゲームが終わり、あっという間に100円が消える。遊びとしては非常に単調でとても時間つぶしに手を出せるものではなかった。しかし。一度高得点を出すと歓喜の瞬間が訪れる。1クレジット100円。60点で6千円。100点で1万円。ゲームでクレジットを増やすとお金に変わるのである。4カードで60倍、ストフラで150倍、ロイヤルフラッシュで500倍。これが初期の配当だった。だが、これはあくまで1ＢＥＴでゲームをした場合。ＢＥＴは1〜20まで掛けられるので、ＭＡＸの20ＢＥＴ(1ゲーム2千円)なら、4カードで12万円、ストフラで30万円、ロイヤルなら100万円である。やがてポーカーゲーム専門店が現れ、この悪い遊びを覚えた人達はドップリと新しい博打の世界にハマっていったのだ。
●「ＴＶ麻雀」
一方、ＴＶ麻雀は普通の麻雀ゲームとして遊べるので、喫茶店での暇潰しには適していた。しかし、こちらも最高20ＢＥＴ(2千円)まで掛けられるので、勝負っ気のある人は大負けする危険があった。そしてポーカー同様「ＴＶ麻雀道場」なる専門店が現れ、射幸心を煽るあの手この手で客を取り込んでいったのである。ＴＶ麻雀の平均的な機械割は55％。ポーカーゲームの機械割は70〜93％なので、かなり渋い。まともに打つと一方的に客が負け続けるので、店はたくさんプレミアやサービスを出して調整していた。
ビデオポーカーとＴＶ麻雀……「ああ、俺も遊んだな」という方はたくさんいることだろう。遊んだ経験を語るだけなら別段珍しいことではない。だが、そのどちらにも攻略法があったことはご存知だろうか？ …と、チョイ紹介はここまでである(笑)。
●「闇カジノ」
私は1〜3号機パチスロは攻略法を用いてよく打ったのだが、4号機時代に突入するとハナビやサンダーでしばらくリプレイハズシをした後、パチンコ・パチスロ業界から距離を置くようになった。そのわけは…「もっと稼げるものが見つかった」からである。このぐらいの時期から闇カジノは急激に増え始め、それとともに大攻略時代を迎えた。ゆえに、皆さんが熱狂した初代ＧＯＤやアラジンや獣王はほとんど触っていない。魅力的なマシンが次々と登場したその頃、私は深夜密かに闇カジノで稼いでいたのである。
カジノを攻略した連中は、大金を稼ぎ出した。その額は数百万円どころではない。要領よく稼いだプロは、億以上の金を残した。国内だけに限らず、海外の本場カジノに向かった者もいたが、すでに何種かのカジノ必勝法は世界が知るところとなっており、店側のプロマークも厳しくなった。私の知り合いも、ラスベガスで出禁を食らった。日本はこれからようやくカジノ時代の幕開け。攻略して稼ごうと思っている方も多いと思うが、現実はそんなに甘くなく、カジノ攻略ブームは一応終っている。だが、全く攻略できないというわけではないので、興味のある方は私のコラムでいくつかのカジノ攻略テクニックを知っておくのも良いだろう。カジノのプロもパチンコ・パチスロと同様、期待値(エッジ)を追いかける。理論に裏づけされた攻略法があれば、ほとんどの人が負けるカジノで勝ち続けられたのである。
以上、これからの執筆予定について少し触れた。今後しばらくの間はデジパチ攻略史が続くのだが、これはパチスロ攻略史が進みすぎてしまったので追いついて時間を揃えるためである。ある程度進めばまたパチスロの話に戻るので、パチスロファンの方々は今しばらくお待ち願いたい。もちろんパチンコばかりでなく、別のネタも差し込むつもりである。また、私には古くからの知り合いにパチスロの開発者がいて、いま6号機を開発している。何か面白い話が聞ければ、それもこの場でお伝えしていこうと思っている。
サンスカのエピソードが一通り済んで、引き続きパチンコ攻略の世界を紹介していくつもりなのだが、ここらで今後の予定について触れておきたい。というのも、プロフィール紹介の中にあるように、私の人生録はパチンコ・パチスロだけではない。パチンコ・パチスロの攻略法はその濃さはともかく、長くこの業界で楽しんできた方なら各自がそれなりの経験をもたれているはずである。専業プロなら「ああ、あのネタか」と思い出す程度で、とり立てて驚くこともないはずである。だが、私の真骨頂はそれとは別にある。それは、皆さんがなかなか触れることのなかったであろう「アングラギャンブルの世界」である。ジャンルとしては「ビデオポーカー」「ＴＶ麻雀」「闇カジノ」がある（以前寄り道したような流行風俗レポートもあるが）。今回はその世界をほんの少し紹介しておこう。
●「ビデオポーカー」
1978年のインベーダーブーム以降、喫茶店にテーブルゲームがあたり前のように置かれるようになった1980年頃から、ビデオポーカーは各種ＴＶゲームに紛れてひっそりと侵入してきた。見た目はビデオ版のカードゲーム。違うのはゲームのようにハイスコアで競うのではなくクレジット度数がそのままお金になることだった。100円1クレジット。ものの数秒でゲームが終わり、あっという間に100円が消える。遊びとしては非常に単調でとても時間つぶしに手を出せるものではなかった。しかし。一度高得点を出すと歓喜の瞬間が訪れる。1クレジット100円。60点で6千円。100点で1万円。ゲームでクレジットを増やすとお金に変わるのである。4カードで60倍、ストフラで150倍、ロイヤルフラッシュで500倍。これが初期の配当だった。だが、これはあくまで1ＢＥＴでゲームをした場合。ＢＥＴは1〜20まで掛けられるので、ＭＡＸの20ＢＥＴ(1ゲーム2千円)なら、4カードで12万円、ストフラで30万円、ロイヤルなら100万円である。やがてポーカーゲーム専門店が現れ、この悪い遊びを覚えた人達はドップリと新しい博打の世界にハマっていったのだ。
●「ＴＶ麻雀」
一方、ＴＶ麻雀は普通の麻雀ゲームとして遊べるので、喫茶店での暇潰しには適していた。しかし、こちらも最高20ＢＥＴ(2千円)まで掛けられるので、勝負っ気のある人は大負けする危険があった。そしてポーカー同様「ＴＶ麻雀道場」なる専門店が現れ、射幸心を煽るあの手この手で客を取り込んでいったのである。ＴＶ麻雀の平均的な機械割は55％。ポーカーゲームの機械割は70〜93％なので、かなり渋い。まともに打つと一方的に客が負け続けるので、店はたくさんプレミアやサービスを出して調整していた。
ビデオポーカーとＴＶ麻雀……「ああ、俺も遊んだな」という方はたくさんいることだろう。遊んだ経験を語るだけなら別段珍しいことではない。だが、そのどちらにも攻略法があったことはご存知だろうか？ …と、チョイ紹介はここまでである(笑)。
●「闇カジノ」
私は1〜3号機パチスロは攻略法を用いてよく打ったのだが、4号機時代に突入するとハナビやサンダーでしばらくリプレイハズシをした後、パチンコ・パチスロ業界から距離を置くようになった。そのわけは…「もっと稼げるものが見つかった」からである。このぐらいの時期から闇カジノは急激に増え始め、それとともに大攻略時代を迎えた。ゆえに、皆さんが熱狂した初代ＧＯＤやアラジンや獣王はほとんど触っていない。魅力的なマシンが次々と登場したその頃、私は深夜密かに闇カジノで稼いでいたのである。
カジノを攻略した連中は、大金を稼ぎ出した。その額は数百万円どころではない。要領よく稼いだプロは、億以上の金を残した。国内だけに限らず、海外の本場カジノに向かった者もいたが、すでに何種かのカジノ必勝法は世界が知るところとなっており、店側のプロマークも厳しくなった。私の知り合いも、ラスベガスで出禁を食らった。日本はこれからようやくカジノ時代の幕開け。攻略して稼ごうと思っている方も多いと思うが、現実はそんなに甘くなく、カジノ攻略ブームは一応終っている。だが、全く攻略できないというわけではないので、興味のある方は私のコラムでいくつかのカジノ攻略テクニックを知っておくのも良いだろう。カジノのプロもパチンコ・パチスロと同様、期待値(エッジ)を追いかける。理論に裏づけされた攻略法があれば、ほとんどの人が負けるカジノで勝ち続けられたのである。
以上、これからの執筆予定について少し触れた。今後しばらくの間はデジパチ攻略史が続くのだが、これはパチスロ攻略史が進みすぎてしまったので追いついて時間を揃えるためである。ある程度進めばまたパチスロの話に戻るので、パチスロファンの方々は今しばらくお待ち願いたい。もちろんパチンコばかりでなく、別のネタも差し込むつもりである。また、私には古くからの知り合いにパチスロの開発者がいて、いま6号機を開発している。何か面白い話が聞ければ、それもこの場でお伝えしていこうと思っている。