第25回：ルーキーZにタコフィーバー…攻略された0号機たち

●攻略された0号機たち

前回に引き続き、0号機の攻略テクニックを紹介していこう。初期の0号機は主に大当り数字である7をダイレクトに狙う方法で攻められたが、後期に登場した機種はデジタル回転パターンに一定性があり、次回転あるいは数回転後に大当りが期待できる特定数字を狙い打たれた。従来の7狙いに加えて、自然に回転させて当りを待つ「リーチ目攻略」もされたのである。そして、この大当りに結びきやすい特定数字を狙ったリーチ目攻略は、10カウント1号機時代になると主力の攻略術としてファンに浸透していった。


●ルーキーZ関東版・関西版(西陣)

西陣のルーキーZは、セルに白馬が描かれた関東版と、ツタンカーメンが描かれた関西版(兵庫県版とも呼ばれる)があり、スペックに若干の違いがあった。デジタルは0・3・5・7の4数字で構成され、メインデジタルが777でサブデジタルも7だと大当り。このため大当り確率は1/256となる。関東版は小当りはなかったが、関西版はメインデジタルが777で上部が7以外の“オバケ”と呼ばれるハズレ目が小当りとなり、アタッカーが長めに開放した。

ルーキーZ(関東セル)
全国に幅広く設置されていたのは関東版の方で、関西版はごく一部の地域のみに限定された。関東版はさんざん研究されたがこれといった攻略法はついに見つからずプロもお手上げ状態だったが、関西版はデジタルの移行パターンにクセが…