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攻略人生録〜時代の証人、かく語りき〜

第24回:天井にセット打法…複数の基板があったブラボーシリーズ

●デジパチ黎明期に攻略されたブラボーシリーズ

平和から登場したブラボーシリーズは、777の大当りがあたり前だったデジパチに333でも大当りとなる面白さを加え、“2つの当り”“大当りが2倍”などのキャッチフレーズをウリにしていた。しかし、実際には1000通りの出目の中で大当りは777と333のみで1/500。他機種が250分の1程度の大当り確率だったことに比べると、2倍どころか全デジパチ中最低の大当り確率だったのである。

ホール側も低確率機だということをよく承知していて、釘調整は全体的に甘めだった。ラッキーブラボーシリーズにはBL・BLB・BLCの3タイプがあり、BLはマイナーで設置台数が少なかった。ファンがよく目にしたのはBLBとBLC、特にBLCの方だった。2機種とも、ともにデジタルのコマ押しで大当りを狙われたわけだが、簡単に攻略された他の0号機と比べると攻略難度はかなり高かった。

TAC_00069213_tac_pic1.jpg
ラッキーブラボー

●攻略封じのデジタル回転パターン

ラッキーブラボーBLB・BLCのデジタルはスピードパターンが3種類あり、左・中・右デジタルがそれぞれ、1:高速・中速・低速、2:低速・高速・中速、3:中速・低速・高速の3パターンが1→2→3→1…というように順番でシフトしていた。各出目に応じて大当りを狙うコマ数は研究されていたが、次回転がスピードパターン1〜3のどれで回るかによって押し分けなければならなかった。つまり、千通りの出目に対してスピードパターンが3種類あるため、完全に狙うには計3千通りという途方もない押し分けをしなければならなかったのである。無論、この押し分けを完全にマスターしている者はほとんどおらず、3か7の3つゾロ目ではなく的を2つのゾロ目に絞る戦法が主流となった。この機種はどこか2箇所に33か77が出ると小当りとなり、アタッカーが約3.5秒間開放した。プロ達は何度も小当りを出して玉持ちを良くしながら、333と777を待つ戦法で攻略していたのである。


●天井、モーニングセット、なんでもありの裏バージョン!

ブラボーを語る上で思い起こしたいのは、天井を搭載した裏バージョンがあったことである。天井は500回転で、なんと大当りは天井当りのみ。天井回転数に到達するまで当ることはなかった…

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