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サイコロ店長のスロ専奮闘記

Re:ゼロ

冒頭の自己紹介(ココ)に頭を悩ませること約一時間。今週は、気の利いたセリフが一切思い浮かばないサイコロです。従って、淡々とコラムを進行してまいります。

Re:ゼロから始める異世界生活が大人気だ。初期稼動だけをみれば、HEY!鏡のそれを上回っている。

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導入店からは最上級の褒め言葉ばかり聞こえてくる。「もっと欲しい!」「次の納品いつ?」「何台増産されるんだ」ってね。

成功事例が極端に少ない6号機だから、控えめの台数で発注しているホールがほとんど。だが、ふたを開ければこの結果だ。ホント、わからないモノだね。

この機械でホールが喜ぶ具体的なポイントはふたつ。稼動粗利だ。

当然といえば当然だが、最近はそれが当然とも限らない。ディスクアップの事例があるからね。

以前にも触れたが、実際にディスクアップは、出玉率が100%を超えている。基本はベタピンで動かしていても、この数値。

それでも安定した稼動があるので、若干の赤字ならホールも目を瞑っている。来店動機になる機械だからだ。

ディスクアップを打つユーザーの大半は、多かれ少なかれ他の機種も嗜む。ホールはそこに期待しているのだ。ディスクアップで抜いた分は、他機種で還元してねって。

でもってRe:ゼロ。この機械、特別に辛いワケではない。いたって平均的な玉粗利だ。全国データによると0.27円(初週の結果)。普通ちゃぁ普通やね。

仮に終日稼動(打ち込み28,000枚)した場合、台粗利は7,500円程度。打ち手感覚だと、もっと負けている印象だが、実際はこのくらいに収まっている。

それでもホールにとっては非常に美味しい。今これだけ稼ぐ機械って、他にないもんね(5.9号機6号機限定)。

このレベルの機械になると、中古機市場も大いに盛り上がる。発売直後は60〜70万円程度で取引されていたが、日を追うごとに価格は高騰。現段階で100万円を突破している。

ゲーム性で最もインパクトがあるのは、やはり純増枚数。1ゲームあたり8枚増は、非常に魅力的だ。既存の高射幸性機と比較しても、見劣りしない。

実質枚数天井はあるものの、ここ一年でユーザーも理解している。一撃万枚なんてのは、非現実的というのを。精々、ドル箱山盛りになれば、御の字でしょ。

そう考えると、難しいと思われた6号機への移行が、徐々に行われていると判断してもよいのではないかな。業界にとっては嬉しい限りだ。

結局のところ、増産を繰り返せばそれなりに落ち着くだろうし、他メーカーも指をくわえて静観しているだけではない。もっと可能性を追求してくるだろう。

いずれにしろ、ポジティブな環境が整いつつあるのかな。

暗い話題が多かった最近の業界だが、Re:ゼロの成功を引き金に、あらたなステージへ向かっている気がする。

各メーカー開発陣の腕のみせどころだ。
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