PフィーバークィーンRUSH

これも時代の流れか……

マジョリティとは大幅にズレた機種選択でおなじみドテチンの実戦回。今回は役モノ機ではないものの、若干当初の道からはみ出してしまったヘンテコ機種(褒め言葉)を紹介していこう。その機種がコチラ!

先日登場したPフィーバークィーンRUSHだ。そもそも初代からノーマルタイプで展開が荒れしにくいドラム機だったのに、そんなクィーンにまで『時代の変化』が影響が及んでしまった。

それくらい現代パチンコに見劣りしない荒めな仕様になっている。しかも、ドラム機なのに展開が速い。今回はそのあたりを実戦でお見せできたら幸いだ。できなくても、ドテチンだからと納得して許してくれ。

ご褒美、ありがとうございますッ!!

実戦に向かったのは全国導入2日目。何とか確保に成功し打ち始める。まず、本機には演出のカスタム機能がない。ゆえにここ最近の機種と比較するとだいぶ賑やかな方ではあるが、そこでひとつ懸念していたことがある。

時代がいくら進化しようとも、クィーンの魅力は単に図柄が迫ってくるだけのノーマルリーチ。これは嫌味ではない。このシンプルな演出がこの令和の時代まで継承されているということは、それだけ支持があり受け入れられている証拠。

「ノーマルリーチこそ最強!」を貫く数少ない機種なのだ。しかし、バッキバキに派手な強予告が次から次へと絡んだ時にしか当たらないなんてバランスだったら興ざめしてしまう。

そんなことを、まあまあ派手なハズレパターンを見ながら懸念していたのだが、その心配はこの日の初当りで杞憂に終わる。メモする必要もない予告からのリーチがまさかの再始動!

そして、約70%突入のチャレンジタイムにも突入し、幸先良い流れかと思いきやここはスルー。まあ本機は全ての当たりが900個獲得できるので持ち玉続行を開始する。

ちなみに、本機の速さを体感できるのは上位RUSHであるクィーンRUSHに入ってから。到達時の恩恵がそこそこあるので、なかなかハードルは高い。そう感じたのは、3回目の初当たりが2回目に続いて時短ナシだった瞬間。ここでつまづくヤツは向いてないわ。

女王様のムチとアメ

そして、時短をまだ累計6回転しか回していないのに3万円が消滅してしまう。まだ、何も始まっていないのにこの額はなかなかの恐怖である。しかも、いくらRUSHが凄いからといってもライトミドルの払い出し1000個が連続するタイプなので、1万発や2万発が平気で出る機種じゃない。

というか、もうそこまでは望んでいない。このまま何も無いまま、ネタにもならない一日になることだけは避けたい……。

しかし、そう願いつつの4枚目もあっさりと果ててしまう。そこで気が付く。本機は遊タイム搭載機。いまヤメることはどちらにしろ中途半端。続行しか選択肢はないようだ。

そこに訪れたレバブル赤! 他にも赤系予告が絡んでダブルラインがビタ止まり。な、なんて気持ちが良いんだ……。ただ、総投資は40500円、ここで決めないとジ・エンド。

そんな気持ちで見守ると、まずは第一関門のチャレンジタイムに突入! まあ、ここは突入率70%だから順当といったところか。

そして、6回転で約1/6.922を引かなければならない大事な時短で、何と2回転目のリーチがハズレ後に音もなくスーッと再始動! 最高かよ!

ただ、本機はここで33%の振り分けに勝たないと上位RUSHは味わえない。次も4回転でレバブル赤が絡み大当り! 次こそはと願うもRUSH突入ならず。

何度も引ける継続率ではないので、次こそはと願うと、まさかの1回転目にダブルリーチがビタ止まり! しかし、これもRUSH非突入。

継続率:約61%が3回引けてる時点ですでにツイているのだが、RUSH突入のハードルは高い。そして、まさかの4回目が訪れて大当り消化後のチャレンジルーレットがこちら!

あぶねっ! キターーーーッ!! これにてクィーンRUSH突入! 10回転+残保留1回転で約1/6.922を引けばイイので、継続率は約82%。この間は、毎変動で中段赤7テンパイを繰り返す。

そのまま当たることもあるし、テンパイが上段なら大チャンス、下段なら大当り、青7テンパイでも大当り! その他にも様々な違和感演出があり、続くとめちゃくちゃ楽しいのだ!……って続けばどんな機種も楽しいか。