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博打打ち哀歌

カジノ利権を賭けた戦いB

「起きた? こんな格好でごめんね。寝るときいつもハダカだから、気にしないで。ビールでも飲む?」 安室奈美恵似のホステス加奈ちゃんがオールヌード姿でこう話しかけてきたが、強烈な二日酔い。とうていエロチックな気分になどなれない。ましてや、ビールなど聞いただけで吐き気を催す。しかし、どうやら彼女の部屋らしいところに、私はなぜいるのだろうか。昨夜の「お通り」までは覚えているのだが…。

そう尋ねると、潰れた私を比嘉組長の指示で自分の部屋まで運び、意識不明のままベッドに寝かせた…と言う。手伝ってくれたのは比嘉組長の若い者だったが、私をベッドに運び込むと帰ったとのこと。

「これからどうする?」

とりあえず、荷物や着替えを置いてあるホテルに戻るつもりだが、なにせ体調が悪すぎる。しばらくこのまま彼女の部屋で休ませて欲しいと頼んだ。正直に言えば、体調が戻れば加奈ちゃんのナイスボディにありつこうというスケベ心もあった。

「いいわよ。あたし、ちょっと飲み物を買ってくるから」

外出した彼女の帰りを待つうちに寝入ったようだ。目が覚めると、外は夕暮れ。部屋の中では聞いたことのある声がした。比嘉組長だ。

「起きたか? あんたもいい度胸をしている。この加奈は、俺の女だ。まあ、俺はまったくかまわないが、これで兄弟になったみたいなものだ。もう他人じゃないってことだな」

兄弟など、とんでもない。加奈ちゃんがベッドの隣に寝ていた。その間の意識はなかったので…

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