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博打打ち哀歌

敵は人間、沖縄ゲーム賭博@

いま流行の癒しの島、沖縄。ゆったりと過ごせる南国の楽園とかで、一年中観光客が訪れるほかに、移住する者も増加。まあお好きなようにと言うほかないが、ここ数年数字で見る限り沖縄は、県民所得が全国最下位なら、高校・大学の進学率、預金残高もまた最下位。さらに、日本という国の対米関係のツケを、米軍基地問題という複雑な形で背負わされている。逆に失業率、離婚率は全国一なのに出生率は全国一で、長寿率もトップクラス。貧乏でありながらどこか余裕のありそうなお国柄なのだ。

そんな中で、沖縄弁で言う「テーゲエ(適当とかいい加減という意味)」精神で沖縄県民は生きているのでは…と推察するが、沖縄ヤクザは「テーゲエ」とはほど遠い。ここ数年は二大勢力に分かれ落ち着いているが、それまでは血で血を洗う抗争の繰り返しの歴史。しかも武器が豊富な米軍基地が控えていることもあって、拳銃はもちろんのこと、小銃、機関銃などの横流しも自由自在。さらに沖縄では戦前にヤクザ組織が存在しなかったため、本土のような、江戸時代から続くヤクザの伝統は皆無。したがって「ケンカに強い者が一番」という愚連隊精神で殺し合う。その上、ヤクザの伝統がないため仲裁に入る者が存在せず、片方の組織が潰れるまでケンカは続くのだ。

しかも、狭い島のこと。知り合い同士が「殺した」「殺された」となれば、近親憎悪に似た感情が沸き、ケンカは残酷さを増す。生きたまま土中に埋める、男根を潰す…などなど。那覇、コザ(現沖縄市)などに根城を置き、沖縄ヤクザはまるで年中行事のように抗争を繰り返した。本土復帰後も、本土から山口組の進出などがあってヤクザ戦争が続き、今日に至っているのだ。そして現在は小休止中といったところか…。

以前、健二から紹介された沖縄ヤクザ、比嘉勇(仮名)との連絡はすぐについた。待ち合わせ場所の那覇市内のホテルに行くと…

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