TOPへ

サイコロ店長のスロ専奮闘記

心のどこかで願っている

5号機最優秀ノーマルタイプは?と訊かれたら、即座にシェイクUと答えるサイコロ店長です。

私にとって大都技研は、あまり得意でないメーカーのひとつだ。ただ、機種構成上このメーカーを除外するなんて有り得ない選択だ。

稼働が見込まれる機械は常識的な台数を揃えるし、設定も頻繁にいじる。担当営業マンが困っている場合には、それなりに「お付き合い」もしてきた。逆に、我々の無理難題に対しても誠意ある行動をとってくれたことも少なくない。

2021年2月一週目に納品予定である大都初の6.1号機、政宗3。この機械を猛烈に推している知人から熱いメッセージが届いた。絶対動く(稼働する)ので導入するべきだ、と。ほんとかなぁ。

メッセージには簡単な機械仕様や、注目度の高い演出類が盛り込まれている。残念ながら、私の手元にある資料とまったく同じ内容である為、新鮮味は感じられない。あえて挙げるなら、ATに突入しさえすれば、設定不問で平均1,000枚の出玉が期待できるって点かな。初代北斗の拳かな?

6号機全般に言えることだが、設定Eは初当たりが特化される代償として、まとまった出玉が獲得しづらい。今回の政宗が営業資料通りの仕様なら、その点が解消されたことになる。いいか悪いかは別としてね。

話を戻すが、そもそもメーカーが配布する営業資料なんて機械を買わせる為に存在するものだ。ホールの購買意欲を煽るのが主な役割。映画の予告編と同じで、上手い具合に仕上がっている。いちいち反応してられない。

で、一応は無断転載禁止の各種営業資料。時代が時代なだけに、SNS等を利用して瞬時に情報が拡散されてしまう。まぁ実際、営業資料が出回ったとしても、実際のダメージなんてあってない様なもの。業界における「社外秘」は安っぽいのだ。

その一方、ユーザーにあまり知られたくないのは販売価格だ。政宗の希望小売価格は約50万円。正直高い。誰もがそう思っているに違いない。

例えば…、台あたり50万円で4台導入=200万円の投資。導入後、一週間も経たないうちに顧客が離れてしまう新台より、その200万円を出玉に変換した方が、どれだけ打ち手が楽しめるだろう、とかね。

いくら購買元がホールでも、ユーザーにもしわ寄せがくることぐらい皆さん理解している。「高価な新台なんて導入するよりも〜」となるのも当然の意見だ。

政宗の販売価格の詳細がコチラ。
型式名:S政宗3CA5
納品日:2021年2月7日(日)
※稼働開始は翌日以降
希望小売価格:499,800円
台数値引:@2台以上で台/▲20,000円
台数値引:A4台以上で台/▲40,000円
台数値引:B8台以上で台/▲80,000円
早期一括値引:台/▲5,000円
下取値引:台/▲5,000円

値引を最大限に利用した場合の販売価格は409,800円(税抜)。値引込みでも十分インパクトのある価格だが、大都に限らず大手メーカーはどこもこんなもんだ。

パチスロ機というのは特殊なもので「安ければ売れる」というものではない。むしろその逆で「いい機械なら高くても売れる」「実績が出れば高くても買う」のだ。厄介な仕組みである。

今までは既存5号機の中古機でお茶を濁すことはできたが、これからは6号機の設置比率を伸ばさなければならない。

6号機から6.1号機へとマイナーチェンジはあったものの、極端に稼働が伸びているという報告はまだない。依然として厳しい状況は継続中だ。

政宗にそれを覆す可能性があるかと言えば、正直微妙。大方の予想は「やっぱりね…」である。ただ、Re:ゼロから始める異世界生活<の様に、ハードルの高さ故の見返り、すなわち設定不問で平均1,000枚という強さはある。まったく可能性がないわけではないのだ。

メッセージをくれた知人がどこまで考えていたのかは不明だが、こうやって改めてみると、割と戦える気がしてきた。

政宗が動きまくって知人がデカい顔をする姿を想像するのも気持ち悪いが、案外そうなって欲しいと心のどこかで願っている
サイコロ店長TOP
Myページへ追加
TOP
BBS