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サイコロ店長のスロ専奮闘記

久し振りに本気出た

もはや定例にもなっていない定例会議に参加してきたサイコロ店長です。もちろんオフラインだ。

このご時世、本来なら対面での会議は避けたいが、今回はそこそこ重要な議題っぽい。直接意思の疎通を図りたいとの理由から、各ホールの主要メンバーが招集された。

会議は先月の振り返りから始まり、今月の経過報告へ。当然ながら、どこの店舗も苦戦している。もちろん自店もね。

ひと通り報告作業が終わり、メインの議題について偉い人がゆっくりと語り始めた。

自粛要請が解除されて以降、現状復帰までに数ヶ月程度と見込んでいたが、その発想は甘かった。数ヶ月どころか半年経っても満足な結果は得られていない。当初の計画から大幅な修正が必要となる。そして、この悪い流れを今年度(2021年3月迄)に収束させなくてはならない、と。

もしかしてこれは…、冬季賞与の大幅カット給与減額に対する前フリ? と勘ぐったが、本筋はそこではなかった。

偉い人の話を最後まで聞くと、今年度の利益は「ゼロ」でかまわない。その代わり、来年の春までに稼働を戻せ、だって。

ここで言う利益とは、企業的な利益のこと。端的に言えば、本社への上納金だ。

当然だが、店舗での経費は最低限稼ぐ必要がある。人件費に機械代、水道光熱費に地代家賃など。ただ、それを差し引いても上納金がないだけで負担は相当軽くなる。

一企業として今年度は利益ナシでも生活できるの? 開き直って最後の博打にでたの? と一瞬不安にもなったが、なんのことはない、新たな融資先を開拓したらしい。

結局のところ、今年度の営業計画を再度修正することに。仮に毎月の上納金が200万円だったとすれば、純粋に200万円分の出玉を放出できる。顧客側にとっても有利な条件だ。問題は、浮いた予算の割り振り方。いくつかのパターンを挙げてみよう。

【毎月の負担を軽減】
毎月均等に予算を割り当てる。顧客に与える印象は薄いが、総じてバランスがよい。最適解に近い。

【年末年始(12月・1月)に集中】
本来は回収やむなしの繁忙期に出玉率を高める。最も大胆な戦略ではあるが、その他の月に負担がのしかかるのが難点か。

【閑散期の底上げ】
パチ屋が最も厳しいとされる11月と2月に予算を割り振る。弱点を補うのに適した手法だ。

【特定日の強化】
自店の強い日をさらに強化したい人向け。一時的には効果はあるが、長続きしないのが最大の難点。

実際には、これらに機種の要素が加わり、パターンはさらに複雑化する。

だってほら、毎月200万円の割り振りと仮定した場合、1日7万円弱にしかならない。全機種をフォローするのは到底不可能な数値でしょ。

強い店舗と弱い店舗の戦略が違うのは当然だし、フリー客が多い店舗と地元民中心の店舗でも手法は異なる。どちらにしろ、最終的な判断は店舗管理者だ。責任重大。

残された猶予は今年度いっぱい。是が非でも結果を残さなくてはならない。賞与カットや給与減額では済まされない事態を避ける為にもね。久し振りに本気出た
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