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サイコロ店長のスロ専奮闘記

ハズせないポイント

とある事情により病院に頻繁に出入りする機会があった。その際、病院側からの要求でPCR検査を強制的に受けさせられたサイコロ店長です。結果はもちろん陰性だ。内心ドキドキだったけどね。

ホールを運営するにあたり「ここはハズせない」ってポイントはいくつもある。目に見えるものでは台数規模だったり設備環境だったりスタッフの質だったり。もちろん出玉も大切な要素のひとつだ。

同様の質問をユーザーに訊ねると、即座に出玉と返ってくる。ホール選びの最優先事項であり、それも当然だろう。ただ、そんなユーザーでさえも無意識に設置台数や設備環境、スタッフのレベルを意識しているものだ。

例えば、パチスロを打つ目的を勝利に限定した場合、設置台数100台程度のホールには行きにくい。遊技台確保の競争も激しいし、知識を武器にした立ち回りすらままならないだろう。

設備環境にしてもそうだ。会員カードシステム未導入やデータ表示機器が10年前の中古機とか問題外。全台1,000円札のみ対応のメダル貸出機だった場合も不安になる。再プレイシステムもなく毎日現金投資ともなれば、快適とは正反対だ。

スタッフの対応が悪い場合もストレスが溜まる。店員同士の無駄話が原因でコールランプを見逃したりね。激アツ演出を外した瞬間、クスクス笑われたとか。

いずれも程度の問題はあるが、最低限必要な環境+出玉ってのが現実的な理想だ。

とは言いつつも、我々が想像しているよりも出玉に比重を置くユーザーが多いのも事実。そんな感じで今回は、出玉…つか、ホールの利益算出について。

利益の確保は店舗管理者として重要な業務。決められたルールに従って、計画を遂行する必要がある。

営業計画に触れよう。粗利を確保する為のルートはざっくりふたつ。利益率追求型粗利額追求型だ。

利益率追求型の場合、売上に応じて粗利額が変化する。売上が上昇すれば粗利額も上昇するが、売上が振るわなかった場合には粗利もそれに比例し、縮小してしまう。

ただ、月末付近で無理矢理大回収デーを開催することも少なく、どちらかと言えば安定路線寄りのパターン。

一方の粗利額追求型の場合、目標額に達しさえすれば利益率は無視して構わない。毎月の家賃さえ払えば、あとは自由に使える金〜みたいな。ただ、こちらは割と厳密に設定されることが多い。目標達成までの道筋は簡単ではない。現在多くのホールで採用されているルート。

どちらの組み方も一長一短あるが、最終的には年間計画がベースになっている。余程のことがない限り、一年を通せば似た様な着地点(額)に組まれる。


では、自分が実際に足を運んでいるホールはどちらのタイプなのか。

営業計画を把握しているのが店舗管理者のみのホールも多い。仲のいい主任クラスに訊ねても、まともな返答は期待できない。となると、自力で予想するしかない。

目安となるのはオンラインの出玉情報。これを活用したい。気になるホールの気になる機種を厳選し、台番ごとに日々のデータを記録するのだ。

出玉情報を基にしたデータ活用術は別の機会に紹介したい。ホールでは把握しづらい部分も明確になり、きっと興味深いものになる。いかに感覚があてにならないかってのを思い知らされるだろう。

「(設備環境など)こんなところに投資しなくていいから出玉で還元して!」って声がたまに聞こえてくる。資金力を武器にした大袈裟な設備投資は考えものだが、大抵は意味のある投資なのだ。大切なのは出玉だけではない。
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