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サイコロ店長のスロ専奮闘記

けしからん記事が…

今月初旬、スロマガ最後の武闘派と呼ばれている某氏から珍しく連絡がきた。

「けしからん記事が大手ポータルサイトに掲載されている。次回コラムの題材にしてみては?」との打診だ。

パチマガスロマガに関わる若手のライターや編集部員がどれ程把握しているか不明だが、最後の武闘派氏には数多くの逸話がある。その大半は、コンプライアンスが厳しい現在、口にすることも文字にすることもできない。冗談じゃなく。

私もまだ屠られたくない。ふたつ返事で、今回のコラムの題材が決まった。押忍!サラリーマン番長、今までありがとう特集をお蔵入りさせたサイコロ店長です。


数ヶ月前、連日連夜報道されていた「コロナウイルスとパチンコ店3密論争」が今となっては懐かしく感じる。

確かに、パチンコ店は密空間を想像しやすい。一部の国会議員や医学者からは「閉鎖的な空間であり、感染リスクは高い」との指摘もされていた。

多くのメディアと国民はそれらの情報を鵜呑みにし、攻撃の矛先をパチンコ店に向けてしまう。

大都市を中心とした自治体も素早く反応。大阪府知事や東京都知事は、休業要請に従えないパチンコ店の店名公表という大鉈を振った。

攻撃力はゼロ、防御力もままならないパチンコ店に対し、メラゾーマを連発する知事たち。最適解ではないにも関わらず、多くの支持者から拍手を浴びた知事たち。さぞかしご満悦だろう。

当時、未曾有の事態で蓄えたストレスの放出先として、ノーガードのパチンコ店は恰好の標的だったに違いない。

あの狂騒から数ヶ月。少し時間はかかったが、世間の流れにも変化が生じ始めた。パチンコ店は感染リスクが低い環境〜という事実が、明るみにでたのだ。

そりゃそうだろう。遊技中は言葉を発する機会も少ない上、マスクも着用。感染防止のアクリル板(シート)で左右の空間を遮断。さらに、終日繰り返し行われている換気対策。感染経路の多くが飛沫感染とするならば、それこそ対策は万全に近い。


緊急事態宣言解除後、事態の終息と共に世間は冷静さを取り戻していた。が、それに相反する記事が大手ポータルサイトに掲載されたのだ。

これが武闘派氏の逆鱗に触れた記事。表題は「パチンコ店でクラスター発生!」的な感じ。そこそこ衝撃的である。

元記事は中部地方の地元メディア。先月下旬、パチンコ店の店員からコロナウイルス陽性反応者を確認。その後、複数の同店関係者から陽性反応が確認され、自治体がクラスターと認定した、という内容。

種をあかせばこの店舗、顧客への感染や顧客同士の感染は一切ない。なぜなら、現在新規開店に向けての準備中だから。接客どころか営業すらしていない。典型的な社内感染である。

これを執筆した張本人もその事実を把握している。にも関わらず、ミスリードを誘う様な表題を設定しているからタチが悪い。

事実、読者の反応は悪い。「紛らわしい」「大袈裟」「陳腐」「そうじゃない」的なコメントが大半を占めていた。

日別累計感染者数が1,000人を超える日もある現在、4.5人程度の社内感染をいたずらに日本全土に報道する意味はないのだ。

残念ながら?現在、この記事は削除された可能性があり、改めて読み返すことはできない。誤った報道から大惨事を迎えることとなったパチンコ業界。これ以上の混乱を避ける為にも、万全の体制で営業を継続してもらいたい。
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