TOPへ

サイコロ店長のスロ専奮闘記

新規出店から約一ヶ月

話題が手の届く範囲中心になりがちなサイコロ店長です。この目とこの手、そしてこの耳で確認した方がリアルだしね。

数回前のコラム渋谷の新規店を扱ったが、今回はその続報的な内容。コロナ騒動で世間が混乱している中での新規出店から約一ヶ月。どの様な状況だったのかを追跡してみたい。

まずは集客。俗に言うグランドオープン期間(一週間)は、想定を上回るユーザーが殺到した。いや、計算通りだったかも。

当日の混乱を避ける為か、このホールも例によってモバイル抽選の形式を採用。本抽選(入場順を決める抽選)の前に予備抽選を行い、設置台数分の人数まで絞り込む。実は、この予備抽選こそが最大の難所だ。

私が確認した範囲では、予備抽選の突破率が最も高い日でも20%以下。日によっては10%に迫る勢い。大半のユーザーは、この時点で振り落とされてしまう。

モバイル抽選の性質上、連日のエントリは可能だが、競争率の高さゆえ、全日程で落選した不遇者も少なくない。

派手な宣伝広告を打たず、話題だけでここまで集客させたのは、期待感の表れか。

次は出玉。想定以上の集客に喜んでばかりはいられない。ユーザーが最も敏感になるのは出玉状況に他ならない。実はこの系列店、数年前に都内某繁華街で新規店を立ち上げた際、特大級の失敗を犯している。詳細は省くが、一瞬にして客を飛ばした実績の持ち主。二の舞は避けたいはず。

で、これから載せるのはマイジャグラーW(43台設置)のデータ。週間別の差枚数と推定粗利額だ。貸出枚数は1,000円で46枚/交換枚数52枚の都内の上限値。視点はホール側であり、マイナス(-)表記は顧客のプラスとなる。

◯一週目
├差枚数:-266,800枚
└粗利:-5,130,000円
◯二週目
├差枚数:-190,500枚
└粗利:-3,663,000円
◯三週目
├差枚数:-43,200枚
└粗利:-830,000円
◯四週目
├差枚数:-18,900枚
└粗利:-363,000円

◆四週間累計
├差枚数:-519,400枚
└粗利:-9,988,000円

補足として、差枚数は公開されているものを最大限に分析した数値。誤差があっても週に1,000枚程度であり、信頼度は高い。

問題は粗利だ。等価交換でない限り、正確な算出は困難。掲載した粗利は考えられる範囲での最大値(額)となる。参考程度に受け止めてもらいたい。

改めて差枚数に注目しよう。第三週終了時点で累計50万枚放出は評価に値する。開店から四週間、毎日マイジャグWを打ち続けた場合、約12,000枚のプラス収支だ。

脇を固める他のジャグラー系なども設置済み。マイジャグW程ではないが、相当額の赤字を計上している。

ノーマルタイプ推しとも思えるが、最も玉を使っていたのは押忍!番長3(57台設置)だろう。個人的には好みではない機械の為、開店直後のデータ収集はしてないが、直近一週間の数値がこれ。

◯押忍!番長3(直近一週間)
├差枚数:-378,000枚
└粗利:-7,267,000円

期間中の差枚数での万枚は13件。獲得枚数での万枚を含めれば、20件は下らない。

開店四週目にしてこの結果。結構派手にやらかしている。この一週間のみだが、台あたり平均約6,600枚の放出が確認できる。本命はこっちか?

ではまとめ。こんなご時世ではあるが、スタートダッシュは成功と言える。この信頼を、どこまで持続できるかが今後の課題になるだろう。

打ち手が注意する点は、はやり抽選。客足がひと段落し、予備抽選での落選はなくなったものの、本抽選で600番とか容赦ない。こうなると、狙い台うんぬんの話ではない。早い番号を引けたらラッキー程度の気持ちで挑んだ方が良いだろう。

最後に、この法人が運営するホールは大阪にも存在する。私も過去に何度か訪れたことはあるが、大変賑わっていた。

今回は、東京の駅前繁華街型新規開店ホールのリアルな姿をお届けしたが、他の地域でも共通する部分はあるはず。少しでも参考になれば幸いである。
サイコロ店長TOP
Myページへ追加
TOP
BBS