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サイコロ店長のスロ専奮闘記

栄光への道筋を切り開いてくれることを願っている

過去数回、5号機で万枚を出したことのあるサイコロ店長です。

DARKER THAN BLACK-黒の契約者-ではスペックを無視した暴挙の15,000枚パチスロコードギアス反逆のルルーシュでは閉店間際のギアスラッシュ含めて脅威の18,000枚。そして、記念すべき5号機一発目の万枚を達成したのがリングにかけろ1

どれも印象的だが、最もインパクトが強いのはリンかけかな。前日は徹夜でカラオケ大会に参加。解散後、朝までやってる居酒屋で酒を飲み、その勢いでパチ屋の抽選を受けたからね。色々な意味で苦しい戦いだったが、すべていい想い出。

そんな嘔吐の危険性にさらされた初代リンかけが、6号機になって再登場する。例によって玉石混交〜にフィールズ発信のIR情報として掲載されている。気になるユーザーはチェックしてもらいたい。

このコラムで記事にするのは、新台「リングにかけろ1ワールドチャンピオンカーニバル編」の評価・品定めではない。それを取り巻く環境について。パチンコパチスロメーカーではないフィールズが、なぜ新機種の発表を行ったのよ。

IR情報の最下部を凝視すると若干ややこしい表記がある。

開発エンターライズ
製造元スパイキー
総発売元フィールズ

開発だの製造元だの…、スパイキーもエンターライズも立ち位置が明確じゃない。しかも、マウントをとっているのは明らかにフィールズだ。まぁ、この件は後述するとして、ややこしい表記を紐解こう。

発表を鵜呑みにすると、内部的な仕組み全般に絡むのはエンターライズ。プログラミング的な部分が中心か。文字通り、開発。

これまた発表を鵜呑みにすると、プログラムを基板に搭載し、製品として販売可能な状態に仕上げる役割がスパイキー。

そして、完成した製品をホールに販売&納品するのがフィールズってとこか。あくまで表面上ね…。

役割としては間違いではない。スパイキーやエンターライズはメーカーだが、独自の販売チャネル(流通経路)は皆無に近い。業界内でも最も営業力を持っている販売代行店のフィールズが、それを担当するのは理解できる。

両社に限らず、他の中小メーカーも業務の中心は開発絡みで、営業社員を抱えることは(ほぼ)ないからね。

ただ、一部の大手メーカー&古参メーカーはオール自社制を目指し、営業専門の人員を抱えている。販売代行店の影が薄くなっているのも理由のひとつ。経験が浅いホール関係者も「機械はメーカーから(直接)購入」と思っている人もいるくらいだし。これは過去に何度か記事にしてるかな。

話を戻す。文中で「発表を鵜呑みにすると」とあるが、スパイキーもエンターライズも実態はフィールズ傘下の企業。文面的に三社共同企画に思えるが、そうじゃない。

フィールズは販売だけではなく、企画段階から多くの部分で絡んでいるのだ。あくまでメーカーではないが、実質メーカーに近いポジション。

なぜ、代理店であるフィールズがここまで権力を持つことができたのか。きっかけはパチンコパチスロ業界に版権ビジネスを取り入れたから。

会長の山本英俊氏は、その人脈の幅広さがパネぇ。家族を含め、周囲に芸能人や著名人がわんさかいる。その特性?をビジネスに活かし、版権ビジネスを成功させたのだ(ろう)。もちろん経営者としてトップクラスの人間ってことが大前提。

フィールズは全国26ヵ所に営業拠点を、それとは別にショールームを9ヵ所に設けている。サミーの営業所が29ヵ所、ユニバーサルが19ヵ所という規模を考えれば、業界最大手メーカーに勝るとも劣らない勢力を築きあげている。

日本全国どこにいても同じクオリティで製品が提供できる強みは大きい。特に、広範囲にチェーン展開を行うホール企業にとっては事務処理や窓口も含め、かなり重宝しているだろう。

そう考えると、フィールズという企業は、ある意味メーカー以上の権力を保持しているのだ。

最近こそ小粒な機械の印象しかないが、6号機でも万枚を目指せる機械をプロデュースしてもらいたい。

私が嘔吐と戦ったリンかけが、その必殺技ギャラクティカマグナムで、栄光への道筋を切り開いてくれることを願っている
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