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サイコロ店長のスロ専奮闘記

ニーズに即した新技術は大歓迎

以前、私とかかわりが深かった系列企業が新店舗を立ち上げた。この時代に新規開店とは微妙なタイミングではあるが、ぜひお客さんを楽しませて欲しいと願うサイコロ店長です。今度は正々堂々とね。

数日前、定例会議が行われた。定例とは言いつつも、ここ数ヶ月は日本全土がバタバタしてたでしょ。本格的な会議が行われるのは久しぶりだ。

主な議題として、今年度予算の再検討や人事査定、秋以降の機械選択&機械代予算の縮小について、など。いわゆる経営の三要素「ヒト・モノ・カネ」の部分が中心。

今回の会議はいつもと流れが異なる。どちらかと言えば、(経営的な)現状報告と今後の展開の説明が中心。通常の様に、参加者各位が意見を出し合って〜とか、そんな雰囲気ではない。

実際、多くのホール関連企業が窮地に追い込まれている。資金繰りの問題も含め、経営者判断に委ねる部分も多くなる。我々の様な下僕民が、純増枚数とか特定役の確率とか議論するのは筋違いもいいところ。

そんな会議の中でも、少しは現場の声も拾い上げてもらえる。最も印象的だったのは、オンライン入場抽選の話題。すでに首都圏を中心に話題になっているが、自宅にいながら抽選を受けられる例のアレだ。

このシステムについてザックリ説明すると、専用のアプリ上で行きたいホールの行きたい日付を選択すれば、入場順番号が自動的に割り振られる…という感じ。今まで現場で行われていた入場順抽選が、どんな場所にいても受けられるのだ。

現段階で対応しているホールは多くはないが、コロナウイルス感染症対策のひとつとして、今後需要が増えると予測される。人気店や新規店など、混雑が予想されるホールにとっては必須アイテム

ユーザー側は、わざわざ抽選の為に参列しなくてもよいのは嬉しい。遅い入場番号が選択された場合、第二候補のホールを目指せばいいし。

ホール側も、抽選の為に時間と人員を割く手間が省けるのは大きい。整列の時点で入場番号は確定しているので、それに従って並んでもらうだけで済む。

現在、東日本で主流となっているのはふたつのシステム。ひとつは既存メーカーのグループ会社が運営するもの。もうひとつは業界関連メディアが主体となり運営するもの。このどちらかのシステムを導入してみてはどうか?という議論だ。

オンライン特有のデメリットもあるが、少なくとも現段階ではメリットの方が遥かに大きい。

ただし、どちらのシステムも不具合は発生している。つい先日も、大規模なトラブルが発生した。利用者が想定数を大幅に上回り、多くのホールで専用サーバがダウンしてしまったのだ。また、顔認証のシステムが厳密過ぎて、本人なのに認証しないとかね。ここらヘンはオンライン特有のトラブルだろう。詳細は省くが、不正(重複)抽選に対する課題もある。

それでもトータルすれば、ユーザーもホールも利点の方が多い。今後も需要は増えるだろう。運営側も現在浮上している問題の解決に全力だろうしね。

現場での現実的な問題として、抽選参加者による長蛇の列はぶっちゃけ迷惑だ。特に、都心の駅前繁華街型ホールの場合、周囲の店舗や地元民に迷惑がかかるケースも多い。大半は歩道(道路)に整列だしね。地元住民から警察に通報された…なんて事例も珍しくはない。

もちろん経費がかかることなので、即座に返答は得られない。が、前向きに検討する…という無難な返答を得て、会議は終了。

現場サイドのスタッフによる感想戦では、入場順だけではなく、オンラインで台番指定までできる時代も近いんじゃないの?などの声もある。

時代のニーズに即した新技術ならいくらでも大歓迎だ。
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