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サイコロ店長のスロ専奮闘記

秘策

「東京都遊技業協同組合(以下、都遊協)が秘策を打ってきた」って話題が飛び込んできたのが数時間前。原稿も概ね完成していたが、内容を変更してそっちの話題を優先するサイコロ店長です。

全国的に緊急事態宣言が解除され、あらゆる経済活動が再始動に向け動き出した。パチンコ店も(一定の縛りはあるものの)以前のペースを取り戻しつつある。

ところが、花の都大東京は少し勝手が違う。東京都は独自に設定したロードマップに基づき、自粛解除に段階を設けた。パチンコ店は「ステップ3」に分類。最も自粛解除までに期間を要する区分だ。従って、現段階で休業要請は引き続き継続となる。

この判定に限界を感じたのが都遊協だ。そして、極めて大きな決断を下す。

都遊協は今後、組合員(ホール)に休業要請は行わず、営業再開は「独自の判断に委ねる」という方針を固めた。

東京都に反旗を翻したのだ。独自の判断…文字にすると責任逃れの様に受け取れるが、実際は違う。

「組合員の皆さん、今までよく我慢してくれました。もう限界でしょ。はい、わかってます。今から我々が自粛解除に向け、身を挺して突破口をこじ開けてきますんで…(無事に帰ってきたら俺と結婚しようぜ)」的な感じ。綺麗に死亡フラグが成立した。

実際、パチンコ店は今回の騒動に対して相当な対策を打っていた。その結果、感染経路として浮上したホールは(現在のところ)ない。実態と世間のイメージに大きな乖離があるのだ。

ただこれは、東京都認可の協同組合としての造反行為に値する。その代償は、理事長をはじめ役員総辞職という、ちょっと驚く様な対策(自主的に決めたもの)。これが冒頭にある秘策の正体だ。

そもそも緊急事態宣言は解除されている。一週間前とは状況がまるで違うのだ。さらに都遊協は、緊急事態宣言が解除される数日前にも解除後の対応(緩和要請)を東京都に陳情している。にも拘わらず、この始末だ。自爆したくなる気持ちもわかるわ。

結論から言えば、本日現在、東京都では多くのホールが営業を再開している。業界大手の企業や超大型店、極端に目立つホールは始動にこぎつけていないが、それも時間の問題だろう。いずれにしろ、早急な全面解禁を望むところだ。
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