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サイコロ店長のスロ専奮闘記

休業要請

新宿や渋谷と並び、東京を代表する繁華街である池袋。「埼玉県の植民地」と呼ばれる程、埼玉県民の人口密度が高い。池袋は、そんな垢ぬけない街だ。私、サイコロ店長も例に漏れず埼玉県出身だ。

池袋駅周辺に存在するパチンコ・パチスロ店は、2020年4月現在17店舗。あまり知られてないが、この店舗数は都内随一。超が付くほどの激戦区である。

実際、新宿駅と渋谷駅周辺の店舗数を合わせても20店舗弱。ここから読み取れる通り、埼玉の植民地(別名:池袋)は選択の幅が広く、恵まれた土地なのだ。

店舗の構成は様々。全国的な知名度を誇る大型チェーン店もあれば、超個性的な機種構成を誇る店舗も。稼働の高低差も激しく、まさにピンからキリまで。


それでは本題に。この騒動の中、池袋も他の地域と同様に、休業要請を無視して営業を継続しているホールがあるらしい。

これは検証する価値がある。今回のコラムは、そんな「埼玉県の植民地」を調査した結果を報告したい。

緊急事態宣言後、最速で自粛要請に応じたのは17店舗中10店舗。大手を中心に知名度の高いホールが中心。業界のリーダー的な役割も意識しての行動だろう。

客観的にみれば、比較的(金銭的に)余裕があるホールが率先して動いた感じ。恐らく運営している企業の判断であろう。が、どちらにしろ英断には違いない。

数日後、東京都が自粛要請の対象となる具体的な業種を発表したのが4月10日。翌11日、都内では対象業種を中心に、多くの事業所が(仕方なく)営業の自粛を開始した。

この日から休業に突入したのは4店舗。少ない様に思えるが、先行した10店舗を含めれば、累計14店舗に達する。

初期段階で動いた10店舗に比べれば弱腰にも思えるが、それぞれ事情があるのだろう。4店舗に共通して言えるのは、稼働がよろしくなかったこと。休業することが致命傷になり兼ねないのかも。

ここからは往生際が悪いチーム。大阪の店名公表事件で恐れをなしたのか、4月25日には2店舗の休業が決定。

実はこの数日前、往生際の悪さを実際に目視で確認してきた。

外装の照明等をすべてオフにし、店内音響も消えている。表面上、営業している雰囲気は一切ない。ただ、実際は営業中。遊技台は全台電源オンで、玉が弾かれる音と特賞の乾いた音だけが店内に響いていた。

組合からの要請も無視し、営業を継続していたホールが休業を決意した理由とは?

前述の通り、大阪の店名公表の件もあるだろう。東京都知事から「力強い要請」があったとも聞く。また、所属する組合から何かしらのペナルティを匂わす発言があったとも。真相は闇の中だ。

ここまで数段階に別れ、全17店舗中16店舗が休業という措置を受け入れた。そして、最後の店舗のX-DAYとなったのは4月27日。これにて池袋駅周辺ホールは、全店休業に突入。個人的には、一刻も早く全店復帰を望んでいる。

最新の報道では、東京都内すべてのパチンコ店が休業の要請に応じたという。一連の騒動は、やっと終息を迎えたとのことだ。ここからが本当の意味で、踏ん張りどころだ。頑張れ、「埼玉県の植民地」。

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